タープテントは夏の日差しを防いだり、梅雨の時期や急な雨をしのいだりと、アウトドアであるととても便利なアイテムです。シンプルな作りで設営も簡単にできるのですが、風の影響を受けやすく、飛ばされてしまい、危険を伴う場合があるのをご存じでしょうか。
もちろんペグを打って固定できる物ですが、風が強すぎて抜けてしまう場合やペグを打てない場所に設置しなければならない時は重りが必ず必要になります。
しかし、重りは重り以外の用途がありません。そんなものに高いお金出して買うのはもったいないと思う方がいて当然です。それに重量がかなりあるので何個も持っていくのは面倒と考えがちですよね。
そこでこちらの記事では
- 100均でも十分良い重りが購入できる
- 100均の重りはどんな種類があるのか
- 100均の重り以外で使える重しの代用品
以上を解説していきます。
重りの必要性を感じていない方も、重りを買うのをためらっている方も100均で買えるならしっかりした重りを用意して事故防止対策に取り組む気持ちになれますので、少しでも危険を感じたことがあり、どうにかしないと!とお考えの方なら必見の内容になっています。
最後まで是非お読みくださいね。
タープテントにも使える100均の重りが超万能!
タープテントは日差しや雨風をしのぐための屋根の代わりをしてくれますのでオールシーズン持っていく方が多いでしょう。キャンプなどの屋外では環境や場所にもよりますがそのタープテントを設置するのが困難な場合があります。そんな時に必要なのが重りです。その重りはホームセンターやキャンプ用品店などでたいてい売っているので購入はいつでもできるのですが、これがまた購入を躊躇する価格で売られているのです。しかし、これが100均でも買えるとなったらどうでしょうか。だったら買いたい!と思いませんか?そんな100均の重り、実は超万能なのです。
タープテントを立てた時に一番心配なのは転倒問題
タープテントは風がなければ自立は可能なのですが、横からの風に弱く、非常に倒れやすい存在です。そしてタープテントには布とポールがあり、布が飛ばされると焚火の火がついてしまい、更にそれが飛ばされたり、ポールが倒れて人にぶつかったり、キャンプギアが倒れたり、飛ばされた先にどんな危険が待ち受けているかと思うとゾッとします。タープテントが転倒することは本当に危険なので絶対に避けなければなりません。その為、ポールには飛ばされないための重りが必需品となっています。
しかし、何十キロもする重りを携行するのは大変
そんな重りは支柱1本あたり10kg程度あれば大丈夫なんですが、お手持ちのタープテントの支柱は何本ありますでしょうか・・・?1個当たり支柱は4本ありますから、最低でも40kgですね。しかし、40kgはとても重くて持ち運ぶのは大変ですよ。車で持っていくとしても、設置場所まで持ち運んだり、車のパフォーマンスが悪くなったりすると思うとなんだか持っていくのも嫌になります。更にそんな重しとしか機能したい物体にわざわざ高いお金を出して買うのはもっと嫌になりますよね。
そんな時の救世主100均の重りを今回はご紹介していきます
そんな嫌々を解消してくれるのが100均の重りなのです。100均の重りなら持ち運びが便利で、とっても安く買えてしまうのです。こんな救世主が身近にいるならすぐにでも頼りたくなりますね。100均で用意できる重りを紹介します。
100均の重りの優秀すぎるポイント
最近の100均ではアウトドアに特化した商品がどんどん増えています。空前のソロキャンプブームが到来してからというもの、100均界ではありとあらゆるキャンプギアが売られています。メスティンや五徳はもちろんのこと、調味料ボトルやギア用のポーチ、テーブルもチェアもコーヒーミルもホットサンドメーカーもハンモックもランタン・・・。もう本当に無限大にあるので100均に売っている物だけでキャプが出来るといっても過言ではないと思うほどですよね。安心してください、そんな100均でも重りがあります。
重しには水・砂袋タイプと、金属・ブロックでしっかり固定するタイプの2種類があります。100均の重りは水・砂袋タイプです。人の命や安全を守るためのものを100均で買うなんて・・・なんて思っている場合ではありません。本当に優秀な重りが100均にはそろっていますよ。100均ならではのメリットを解説いたします。
100均の重りのメリット1:種類が選べる
100均の重りには種類があります。水や砂を入れて重くするタイプのみではありますが、しっかりとした紐通しがついていて、紐やカラビナをつけることが出来るものもあります。また、重しとしての目的ではなくてもウォータータンクなどは折りたたみなどがあります。このように一口に『100均で売っている重し』と言っても自分が持っているギアや好みに合わせて購入することが出来ます。
100均の重りメリット2:サイズが小さいので携行性が抜群
100均の商品は何といっても持ち運びに便利な小ささであることが何よりのメリットです。先ほどの重りの種類でもお話ししましたが、水や砂は現地の自然界の物を利用するので入れたらその場に捨てて帰ることが出来ます。その為、水や砂を入れるものは袋のような状態のものがほとんどなので軽くて小さい為、携行性が抜群で便利なのです。
100均の重りメリット3:値段が安い
100均の重りの最大のメリットは値段でしょう。キャンプ用品として有名ブランドの重りを4か所分揃えるとすると万単位のお金が必要になります。重りとしてしか機能しない物体に万単位のお金は使いたくないですよね。しかし100均で買えるとなるだいぶ安い買い物になり、気軽に買えますね。100均とはいえ、100円では買えないものではありますが、万単位に比べたらだいぶ安価に手に入ります。100均で売っているのに100円で買えないのは悲しいとはおもいますが、ホームセンターやキャンプ用品店での10分の1程度で揃えられます。何よりも危険を回避するため保険代だと思えば本当に安い買い物でしょう。
100均の重りのタイプ別の使い方
さて、100均の重りには種類があると先ほどお話いたしましたが、大きく分けて2つあります。この2つのタイプを詳しく解説いたします。
100均の重りはキャンプコーナーで販売していない場合があります。園芸やガーデニングコーナー等他のカテゴリの売り場も探してみてくださいね。
重し袋のタイプの場合
黒いポリエチレンでできており、薄手のレジャーシートのような素材でファスナーで蓋を閉められる重し袋のタイプがあります。雨に濡れても染み込まず、丸洗い可能なので繰り返し使えますし衛生的です。ペットボトルを4本入れることが出来るほどの大きさで、もちろんペットボトルを入れて重くすることはできますし、小さな石や砂利、砂をたくさん詰め込んで重りにすることも出来ます。
また、この商品は底の部分にループが付いているため、直接ロープやカラビナ、ペグを通すことも出来る優れものです。重りの効果だけでなく、固定もすることが出来るのでより身の安全を守ることが出来て安心感があります。
実はこの商品、重りとしてではなく、ごみ入れとして使用する方法があります。ゴミ袋は軽くて飛ばされがちですが、ゴミも風で飛ばされると大惨事になりかねませんよね。この重し袋の中にゴミ袋を設置してペグで固定すると、しっかりと地面に固定されて安定したゴミ箱になりますので大変心強いです。ファスナーで蓋を閉じることが出来るので、大きな虫の侵入を防げますし、そのまま持ち帰るゴミ箱としても優秀です。
水を入れて使うウォーターウエイトのタイプの場合
PVC素材のウォーターウエイトタイプもあり、直接水を入れて使います。5L程度の水が入るの商品ですので、支柱1本あたり2つあると安心できます。こちらももちろん携帯するときは水が入っていないので小さくたためて軽く、大変便利です。
重し袋のタイプと違い、直接水を入れるので設置場所に小石や木、尖ったものがあると穴が開いて使い物にならなくなりますので気を付ける必要があります。必ず事前に設置場所の環境を確認し、破水の恐れのある場所は避け、尖った物体は取り除いておくことをおすすめします。給水口は大きく、水を一気に注ぐことができるので重りを作るのにさほど時間はかからないでしょう。給水後は両手で底面を持って移動させるか台車に乗せて移動させてください。重いからと言って引き擦って持っていくと穴が開く恐れがあるのでやめましょう。そして紐を通す穴があります。ロープやカラビナを直接ひっかけて使用することが出来るのはポイントが高いですね。
それぞれにいい点があるので自分の使いやすい方を選ぶのが良い
重し袋とウォータータンクにはそれぞれ良い点があります。自分が持っているギアに合わせて購入してみると良いでしょう。
どちらにしても安く購入できることに違いはありません。身の安全をお金で買うと思ったら非常に安く解決できる問題なので100均での重りの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
サンシェードやタープテントを支えられる100均の重り以外の代用品
ここまで100均で買える重りについてお話してきましたが、キャンプ用品などの有名ブランドのタグが付いていなくても重りは気軽に安価で買えることがわかっていただけたかと思います。
ここからはもっと身近で重りとして使えるものをご紹介していきます。
もしお家にあるならばお金を出して重りを買わなくても済むでしょうし、キャンプ場についてから重りを忘れたことに気が付いても何かしら対応ができるようになるので覚えておくと便利ですよ。
海水浴などのレジャーでお出かけの際にサンシェードや簡易テントのようなものを設営する際にも覚えておくと便利な知識ですので参考にしてみてください。
尚、重りは支柱にしっかっり固定されていないと意味がありません。ロープを使って結び付ける場合も、隙間無くしっかりと結び付けるように心がけましょう。何よりも飛ばされないような重さとしっかりとした紐が必要です。先ほどもお話ししましたが1支柱あたり10kg程度が理想です。少なくともちょっとした突風でサンシェードやタープテントが飛ばされないように耐えられる重りを用意しましょう。
またペグとロープを併用つつ、ほどけにくいロープの結び方も知っておく必要がありますね。色々な知識を併用し、重りを用意するとより安全と言えます。
そして重りが何もないからと言って自分の身の回りの品を重りに使う方がまれにいらっしゃいます。靴などを重りに使うと飛ばされたときに非常に悲しい思いをしますので自分の荷物や靴は重りとしては使用しないことをおすすめします。
土嚢
土嚢は、丈夫な布袋に土砂等を詰めて用いる土木資材で、水害時に水の侵入を防いだりするものではあるのですが、これが非常に重いのです。その為、この土嚢をタープテントの重りにすることが出来ます。土嚢の中身は土、砂を入れるのが主流ではありますが、袋を水につけると膨らんで重くなる等、本当に緊急時に役立つものもあります。
土嚢を用意できなくても土嚢袋を持参しておけばキャンプ場で何か重い石などを詰めて使えるので、丈夫な布なので破ける心配もないですし、その場で中身を捨てて帰ることも出来るので便利です。
尚、風の強い砂浜でのレジャーで、サンシェードや簡易テントなどを設営する際は正式な土嚢袋でなくても、ビニール袋に砂を入れてしっかり縛り、持ち手をペグにひっかけておけば立派な重りになります。小さいビニール袋では10kgまでの重さは用意できないかもしれませんが、4か所に付ければ多少は安心できるのではないでしょうか。
レンガ
キャンプ場のどこかにレンガが転がっていることがあるます。これも使えますね。(用途があって置いてある場合がありますので、必ず管理人などに許可を得て使用しましょう)レンガは丈夫で重さがしっかりあり、形が整って安定しているので重ねて使用すれば、重しとして使うことができます。使用するときはレンガにロープを直接巻いて括り付けると良いでしょう。使用後は元にあった場所に戻すようにしてくださいね。
また、レンガ1つはそんなに高いものではありません。アウトドアでその場で耐熱煉瓦と網で簡易ピザ窯をDIYして使用するキャンパーさんもいます。ピザ好きな方ならこの際、耐熱レンガを買ってみるという手もありますね。ご家庭で焼くピザよりも一味も二味も違う美味しいピザが出来ますよ。
コンクリートブロック
コンクリートブロックも十分タープテントの重りになります。ご自宅のお庭内に置いてあるという方もいらっしゃるかと思います。また、キャンプ場に転がっておいてある場合があります。またキャンプエリアの駐車場の目印に使用されてある場合もありますね。(こちらも用途があって置いてある場合がありますので、必ず管理人などに許可を得て使用しましょう)コンクリートブロックはレンガと違い、穴が開いているのでその穴にしっかりロープを通して結んで使用することが出来ます。レンガ同様に丈夫で重さがしっかりあり、形が整っているので安定して重ねて使用することが出来るので重りとして使うことはできますが、とても表面が荒いのと大変重いので軍手などをして運ぶことをおすすめいたします。
ウォータータンク
キャンプではウォータータンクが必需品ですよね。キャンプ飯を作ったり、手を洗ったりする時に使っている方を多く見ます。このウォータータンクに水を入れればかなり重たくなりますよね。10~20Lの大きめのものを選べば数が少なくて済み、荷物にならないのでそのまま重りに使ってしまうのも良いでしょう。ウォータータンク自体は軽くて折りたたみ式の収納力抜群な物や、コック付きのものもありますよね。給水口が大きいものがほとんどですし、タイヤ付きで運搬が楽にできるウォータータンクもありますので大変便利です。容量が小さいタイプの物はいくつかまとめてロープでつなげて重りにするとよいでしょう。
100均の商品で重りの代わりになる商品ってあるの?おすすめアイテムを徹底紹介まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 100均でも十分良い重しが購入できる
- 100均の重りはどんな種類があるのか
- 100均の重り以外で使える重りの代用品
こちらについて解説していきました。
専用の重りがなくても低価格で重りを用意できることはおわかりいただけましたでしょうか。どんなキャンプも安全が第一です。強風が吹いても大丈夫なように初めから危険を回避しておけば安心してキャンプを楽しめるでしょう。今回ご紹介致しましたことを参考にアウトドアを不安なく楽しんでいただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。