キャンプやアウトドアは、日常から離れて自然の多い中でリラックスした気持ちで過ごせる時間です。お酒が好きな方は、好きなお酒をたしなみたいという思いにもなりますよね。せっかくだから、こだわって格好よいスタイルで飲んでみたいと思うのではないでしょうか。スキットルでウイスキーやウオッカなどを飲む体験、憧れますよね。
そこで、こちらの記事では、
- 100均のスキットルが人気すぎて爆売れ中って本当?
- 100均のスキットルをアウトドアで使うメリット
- 100均のスキットルはどんなところが魅力なの?
- スキットルを販売している100均ってどの100均?
- 100均のスキットルって心配な点はあるの?
について紹介していきます。
この記事をお読みいただければ、100均のスキットルの魅力や注意点について詳しくなり、ご自身の好みに合わせて100均のスキットルを取り入れてみることができるでしょう。次のキャンプやアウトドアでは、より豊かな時間を過ごすことができます。ぜひ最後までお読みください。
100均のスキットルが人気すぎて爆売れ中って本当?
スキットルとは、ウイスキーやブランデー、ウォッカ、テキーラといったアルコール度数の高い蒸留酒を入れて持ち運ぶための小型水筒です。フラスクボトル、ヒップフラスコなどとも呼ばれます。
ズボンの後ろポケットに収まるほどのコンパクトサイズです。スキットルがやや湾曲した形をしていることが多いのは、ズボンの後ろポケットに入れたときに体に沿うように設計されているからです。スキットルには、そのまま口をつけて飲みます。
お酒の風味を損なわずに携帯できるため、キャンプやアウトドアで人気のアイテムです。最近のアウトドアブームで、スキットルをおしゃれに持ち歩く人が増えています。
しかし、スキットルは、なくても支障がない割りにやや高価なアイテムです。スキットルを所有することに憧れはするけれど購入までは至らない、という方も多いのではないでしょうか。
そんなスキットルが、なんと100均で販売されているのです。スキットルに興味を持っていた人であれば気になりますよね。
では、100均のスキットルの人気具合はどのようなものなのでしょうか。以下で見ていきます。
アルコール度数の高いお酒をワイルドに飲むイメージの強いスキットル
西部劇などの欧米の映画で、スキットルに口をつけてウイスキーなどを飲むシーンを見たことはありませんか。主演男優が車に寄りかかりながらくいっと飲むシーンや、相手役の女性からプレゼントとして渡されるシーンなど、映画のワンシーンの小道具にスキットルは使われてきました。そのワイルドな雰囲気に憧れる人も少なくありません。
アメリカで1920年から1933年の間施行されていた禁酒法の影響で、人々がお酒を隠し持つために使用したのがスキットルです。その影響でスキットルは広く普及しました。
キャンプでもアルコールを飲むときに重宝するアイテムなんです
スキットルは、キャンプにもふさわしいアイテムです。キャンプを楽しむには、雰囲気が大切です。憧れのスキットルでお酒を飲めると、ぐっとテンションが上がりますよね。自然の中でたしなむお酒は至福の味わいでしょう。
スキットルは携帯性を重視しているため、コンパクトに設計されています。ズボンの後ろポケットに入れて、飲みたいときにさっと取り出して飲むことができます。
また、ウイスキーなどを重い瓶ごとキャンプ場に持ち込まなくても、スキットルに移し替えて持ち込むことで、お酒を楽しむことができるのです。
ほか、寒い日のお酒は体を温める効果も期待できます。
このように、キャンプでお酒を飲みたい人にとって、スキットルの存在は重宝するアイテムなのです。
今回はそんな人気の100均のスキットルについて解説していきます
それでは、人気の100均のスキットルは一体どのようなものなのでしょうか。詳しく解説していきます。
100均のスキットルをアウトドアで使うメリット
100均のスキットルをキャンプやアウトドアで使うメリットを、3点紹介いたします。
コップなどの食器を使わないので洗剤を使わずにすむので便利
スキットルはそのまま口をつけて飲むことができます。スキットルを持ち合わせていない場合は、グラスなどの食器と洗うための洗剤などを一式キャンプ場に持ち込む必要があります。スキットルのおかげでその必要がなくなり、荷物も手間も減って便利です。
ウイスキーなどの蒸留酒を瓶ごと持ち運ばなくて良くなる
スキットルにお酒を入れて持ち込めばよいので、もちろん酒瓶も持ち込まなくてよくなります。荷物が軽くなりますし、瓶が割れる心配もしなくてよいので、助かりますね。
サイズ感や容量がソロキャンパーにもぴったりな量
一般的なスキットルは、ズボンのポケットに入る程度のサイズなので、8~9cm×13cm程度のものが多いです。
また、容量は200ml程度のものが主流です。200mlとはコップ一杯の容量で、ウイスキーのショットグラスが最大6~7杯分が入ります。一人でお酒を楽しむソロキャンパーには、サイズ感や容量は十分といえるでしょう。
ちなみに、スキットルの容量は、オンス(oz)で表記されることが多々あります。1オンス(oz)は30mlです。一般的なスキットルが欲しい場合は、6オンス(180ml)または8オンス(240ml)あたりのスキットルを選ぶとよいでしょう。
100均のスキットルはどんなところが魅力なの?
では、100均のスキットルは、どのようなところが魅力なのでしょうか。
価格が安い
やはり価格の安さが魅力です。100均のスキットルは100円アイテムではなく、高価格アイテムの300円商品になります。税込価格では330円になりますが、それでも安価なものです。通常、スキットルをアウトドア専門店やホームセンター、ネットで購入する場合は、安くても1000円以上かかります。
キャンプはさまざまな準備物が必要なため、何かと物入りです。特にキャンプ初心者ほど、多くの初期投資が必要で出費がかさみますよね。なくても支障がないアイテムといえるスキットルにまで、あまりお金はかけられないでしょう。
スキットルが欲しい場合は、まずは100均で安価に手に入れ、その使用感や雰囲気を試すのが賢い選択ではないでしょうか。
ウイスキーなどを注ぎやすいように漏斗がついているものがある
お酒を持ち運ぶのに便利なスキットルですが、注ぎ口が小さいため、お酒を注ぎ入れるときにこぼしてしまうことがあります。普段の調理用などで使用している漏斗などを使うのもよいですが、100均のスキットルには専用の漏斗がついています。サイズが合うとこぼす心配が減り、安心ですね。
また、100均のスキットルは、漏斗の付属以外にも工夫がされています。
通常、スキットルの蓋は小さくてなくなりやすいのですが、100均のスキットルは蓋と本体が繋がっているので、蓋がなくなる心配がありません。夜間に野外で蓋を落としてしまい、苦労して探す・・・なんていう心配がなくてよいですね。
本体がステンレス製で錆びづらい
100均のスキットルはステンレス製です。
ステンレス製のスキットルは、軽量で丈夫なために扱いやすいです。錆に強く、耐久性が高いのもメリットです。割れる心配もないため、キャンプやアウトドアで気軽に使えます。ただし、金属臭がお酒に移りやすいという欠点があります。繊細な味のお酒を中に入れるのは避けた方がいいでしょう、
参考までに、スキットルの素材は、ステンレス製以外にも以下のようなものがあります。初心者は、まずは手軽なステンレス製からデビューして、徐々に他のものへグレードアップしていくのも楽しそうですね。
- チタン・・・さびくにくく丈夫。軽量で耐久性に優れている。匂い移りが少なく、お酒の繊細な風味を楽しめる。値段はやや高い。
- ピューター(すず)・・・イオン効果でお酒の味がまろやかになる。変形させやすい素材のため、細かなデザインが施されたアイテムが多い。ほかの素材より衝撃に弱く、キャンプやアウトドアへの携帯は慎重に考えたほうがいい。価格は高い。
- プラスティック・・・軽量でリーズナブル。錆びない。中身が見れるため実用性が高い。お酒以外を入れるのにも向いているが、耐久性が弱い。安っぽく見えて雰囲気が出ないのも難点。
- ガラス・・・お酒の味が変わらず、本体に匂いが付きにくい点が利点。中身の量がわかることもメリット。ただし、クリスタルガラス製以外は割れやすい。割れやすさをカバーするためにはガラスを分厚く重くしなければならないため、ガラス製のスキットルはあまり作られない。
スキットルを販売している100均ってどの100均?
では、スキットルを販売している100均は、どこでしょうか。大手3社を見ていきます。
ダイソー
ダイソーでスキットルは販売されています。300円アイテム(税込330円)ではありますが、十分に安い価格といえます。ステンレスの質感を生かしたシンプルなデザインです。
専用の漏斗まで付属しています。漏斗があるとお酒をこぼさず注ぎ入れることができ、ストレスがかかりません。330円(税込)で漏斗の付属まであるのは、嬉しいポイントです。
ちなみに、漏斗でお酒を注ぎ入れるときは、漏斗を少し浮かせた状態で注ぎ入れたほうが、漏斗にお酒が溜まらずスムーズに入ります。
ダイソーのスキットルは人気で、売切れや品薄状態のお店も少なくありません。
キャンドゥ
キャンドゥにも、スキットルは販売されています。ステンレス製のシンプルな作りのスキットルで、ダイソー商品とほぼ一緒です。価格はこちらのほうが高く、440円(税込)になります。
セリア
現在のところ、セリアではスキットルは販売されていません。
ちなみに、大手3社以外の100均「ワッツ」でも、スキットルが販売されています。価格は440円(税込)で、ダイソ-、キャンドゥのものと形状、容量など全くといってよいほど同じです。
100均のスキットルで心配なポイントってあるの?
100均のスキットルはさまざまな点で優秀なことがわかりました。
では逆に、心配なポイントはあるのでしょうか。一つずつ検証していきます。
パッキンがすぐ劣化するんじゃないの?
100均のスキットルのパッキンは、ポリエチレン製です。ポリエチレンは、アルコール耐性があります。また、使用する環境などによって大幅に変動しますが、一般的にパッキンの耐用年数は10年といわれています。つまり、パッキンの劣化についてはそこまでひどく心配することはなさそうです。
ただ、繰り返し使用することで、蓋の付け根部分が緩くなるなど不具合が生じる可能性はあります。
やはり、安価な100均アイテムのため、半永久的な使用は望めないことを理解して使用するのがよいでしょう。雰囲気を楽しんだり、使用感を試すつもりで割りきるのもひとつの方法ではないでしょうか。
液漏れの心配は?
100均のスキットルは、液漏れはしないと評判です。
気をつけるとすれば、ダイソーのスキットルの満水容量は190ml、適正容量は180mlと記載されていますので、お酒を入れる量は念のために180mlまでに抑えるのがよいでしょう。キャンドゥのスキットルも、容量190mlと記載させていますが、ダイソーのスキットルとほぼ同じ形状のため、入れる量はやはり同じく180mlまでに抑えておくと安心でしょう。
また、お酒を入れた後は、しっかり蓋を閉じ、一度本体をひっくり返して中身が漏れないことを確認する習慣をつけておきましょう。
お酒以外の水分を入れて水筒代わりにはできる?入れてはいけないものってあるの?
スキットルの商品裏側の注意書きには、「入れていいお酒は、ウイスキー、ウオッカ、ジン、テキーラなどアルコール度数の高い蒸留酒のみ」と記載されています。
スキットルは、直接口をつけて飲むアイテムにもかかわらず、注ぎ口が小さいため中が洗いにく、雑菌が繁殖しやすいです。蒸留酒以外のアルコール度数の低いものを入れると、より雑菌の繁殖の原因となるので、入れてはいけません。
日本酒やワインなどは醸造酒であり、入れてはいけないお酒です。金属と反応して味が変化してしまう可能性があります。また、沈殿物ができて汚れや雑菌の繁殖につながります。
リキュールなどの糖度の高いお酒も、中でお酒がこびりつきやすいため、入れてはいけません。
もちろんお酒以外の水分を入れたり、水筒や食器代わりにすることもできません。
特に注意が必要なのは、炭酸飲料やドライアイスです。これらを入れると内部の圧力が上がり危険と記載されています。絶対に避けてください。
ちなみに、スキットルの中に雑菌が繁殖しないよう、入れるお酒の種類は守るとともに、手入れも丁寧に行いましょう。使用後はすぐに洗ってください。スキットルの中にお湯と食器洗い用洗剤を注いで何度か振ります。それを流し終えたら、最後にお湯を入れ流して完了です。消毒したい場合は、アルコール度数が40%以上の蒸留酒を注いで振ってください。濡れていると雑菌が繁殖するので、完全に乾かして保管しましょう。注ぎ口を下にして水がたまらないようにして乾かしてください。
100均のスキットルには、塩素系洗剤や漂白剤、クランザーは使用不可です。たわしでこすることや、食洗機、乾燥機の使用も避けてください。
100均のスキットルが今激アツ!あなたにおすすめのスキットルをご紹介まとめ
100均のスキットルについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
こちらの記事のポイントは、
- 100均のスキットルは人気で、売切れや品薄の店舗も多い
- 100均のスキットルをアウトドアで使うメリットは、酒瓶やグラスの持ち込みが不要になり便利なこと、サイズや容量がぴったりなこと
- 100均のスキットルの魅力は、安い、漏斗がついている、ステンレス製で錆びづらいこと
- スキットルを販売している100均は、ダイソーとキャンドゥ、ワッツ
- 100均のスキットルの使用上の注意点は、半永久的な使用は望めないことを理解しておくこと、蒸留酒以外は入れてはいけないこと
ということでした。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。