キャンプに欠かせないアイテムのひとつがランタンです。星空の下での照明として、また、夜間の釣りや散歩時の安全性の確保のために、読書や食事の際に適切な明るさを保つために、キャンプでの行動すべての快適さを保つために、ランタンは欠かせません。
しかし、ランタンは、壊れないように、燃料漏れのないように、取り扱いに慎重にならないといけないアイテムです。そのため、安全に持ち運ぶためのランタンケースの用意が必要です。しかし、ランタン自体が数千円から数万円程度する高価なものです。ランタンケースも、アウトドアブランドなどで専用のものを買うとそれなりの値段がします。
そこで、この記事では、
- ランタンケースを100均のアイテムで代用できるのか
- ランタンケースによく使われている素材とは
- ランタンケースを100均のもので自作する際のポイント
- 100均の物で持ち運びしやすいランタンケースの作り方
- 100均の既製品はランタンケースに代用できるか
について紹介いたします。
この記事をお読みいただければ、ご自身のランタンに合うランタンケースを100均アイテムで見つけることができるようになるでしょう。ランタンを安全にキャンプ地に持ち運び、ランタンの灯りを楽しむことができます。ぜひ最後までお読みください。
ランタンケースを100均のアイテムで代用できるって本当?
最近の100均はアイテムが充実しており、ランタンケースの代わりになるものもいろいろと展開されています。自作したり、既成のものを使ったり、100均アイテムを使って工夫をすることができます。
ランタンケースって必須アイテムなのに少し値段が高い
衝撃から守るために、また、燃料漏れなどを防ぐために、ランタンはランタンケースに入れて持ち運ぶ必要があります。また、ランタンについたすすなどの汚れをほかのキャンプグッズに移さないためにも、ランタンはランタンケースに入れる必要があります。しかし、ランタンケースはそれなりの値段がします。専用のアウトドアブランドなどで購入すると、数千円が相場といったところでしょう。
できるなら100均で安くランタンケースを揃えたい!
ランタン自体が数千円から数万円と、それなりの値段がします。また、キャンプはほかにもいろいろと用意するものが必要で、出費がかさむイベントです。特にキャンプ初心者であれば、揃えるものが多く大変です。
できるなら、ランタンケースは100均で安く購入したいものですよね。
今回はそんなランタンケースを100均のアイテムで揃える方法を解説します
そこで、今回は、そんなランタンケースを100均のアイテムを使って準備する方法を詳しく解説します。ランタンケースの概要を押さえながら、自作する方法や、既製品を購入するならどのようなものがおすすめかなど、順番に紹介していきます。ご自身がランタンケースに何を求めるのか、デザイン性重視なのか、機能性重視なのか・・・ぜひ想像しながらお読みください。
ランタンケースによく使われている素材ってどんなのがあるの?
まず、ランタンケースによく使われている素材には、どのようなものがあるのでしょうか。ご自身のランタンに合うランタンケースを見つけるために、ランタンケースの素材ごとの特性を理解しておきましょう。
木製
木製のランタンケースの特徴は、作りが丈夫であること、経年劣化が少なく長期間使えること、木のぬくもりを楽しめることなどが挙げられます。
自然の中で過ごすキャンプに木製のランタンケースは馴染みやすく、雰囲気もよくなります。天然素材が好みの方は、木製ランタンケースに惹かれるものがあるのではないでしょうか。
ただし、木製ランタンケースは、重たいことと、ランタンを取り出した後、コンパクトに収納できないことが難点です。そのため、木製ランタンケース自体の収納場所を確保しておかなければなりません。
また、木は湿気に弱いため、湿度の高い場所に保管することは避けましょう。
布製
軽量で持ち運びしやすいのが、布製のランタンケースの利点です。
多少の変形がきくので、多くの荷物の隙間にランタンを積み込みたい場合などに融通がききます。値段もお手頃なものが多いです。汚れたときは洗濯できるのも長所です。
ただし、衝撃からランタンを守る保護能力はそれほどは期待できません。そのため、必ず、緩衝材や補強板が入ったモデルを選びましょう。ご自身で工夫して保護能力を高めることもできます。銀マットなどを底や側面に入れ込むのもいいですね。
また、布製のランタンケースだと水に弱いため、野外で雨に降られたときなどは注意しましょう。できれば、防水加工のついたものであると安心です。
また、布製のものは中のランタンの固定力が低いことがあります。中仕切りのあるモデルを選べば、中でランタンが動きにくくなり、破損からランタンを守ることができます。
樹脂製
樹脂製は、プラスティック製といい換えることができます。
軽く、持ち運びやすさに優れています。外からの衝撃に強く、軽くて丈夫です。
樹脂製は、ハードタイプのランタンケースによく使われています。ハードタイプでありながら、使わないときはコンパクトに折りたたんで収納することもできるタイプもあります。
樹脂製ランタンケースは、耐久性に優れています。そのため、直射日光の当たる場所や高温下で管理しなければ、長年使用することができます。
また、防水性が高いのが特徴です。野外で使用している際に雨に降られても大丈夫です。また、防水性が高いと、仮にランタンケースの中でランタンの燃料が漏れ出てしまっても、ケースの外側までは漏れ出ないところが安心ですね。
ランタンケースを100均の物で自作する際の意識したいポイント
それでは、ランタンケースを100均アイテムを使って自作する場合は、どのような点を意識すればよいでしょうか。こちらでは、意識したいポイントを3点説明します。
自分の持っているランタンのサイズに合っているかどうか
自分の持っているランタンとランタンケースのサイズが合うこと、これは非常に重要です。ランタンとランタンケースの間に隙間があるほど、外からの衝撃が直接ランタンに伝わりやすく、破損のリスクに繋がります。必ず、ランタンのサイズに合うように設計しましょう。
壊れづらい素材かどうか
ランタンが破損しないよう、ランタンケースに用いる素材には気を配りましょう。仮に、布やビニールなど保護能力の低い素材を使用するのであれば、中に緩衝材を入れるなど、ほかを工夫することで保護能力を高めましょう。
サイドポケットなど便利な機能をつけるかどうか
サイドポケットがあると、燃料など一緒に使う小物類を入れることができ、ランタンまわりのアイテムをひとまとめに管理、持ち運びすることができます。ほか、取っ手やショルダー紐をつけると持ち運びが便利になります。せっかく自作するのであれば、ストレスを感じることのないよう、できるだけ機能性に優れたものを作りましょう。
ベアボーンズも収納可能?100均の物で持ち運びしやすいランタンケースの作り方をご紹介
レトロなたたずまいとコロンとしたフォルムで人気のランタン「ベアボーンズ」。雰囲気を重視したいキャンパーにとって手に入れたいアイテムのひとつです。
しかし、ベアボーンズのランタンは、収納しにくいことがネックになっています。専用のランタンケースも販売されていますが、値段が高く、また、専用のランタンケースをそのまま使うのはひねりがないと感じるキャンパーもいるようです。
そんな悩ましいベアボーンズランタンのランタンケースは、100均アイテムで自作したり、代用することができるのです。
そこで、100均アイテムを使ったランタンケースについて、さまざまな例を紹介していきます。
木材を使った100均で作るランタンケース
100均には木材や釘、金具、ボンドや紙やすりなど売っています。木材を使ってランタンケースを作るためのすべての材料を、100均で揃えることができます。費用は総額で1000円~3000円程度のため、購入するよりも安価に済ますことができます。
また、世界にひとつだけのオリジナルケースとなるため、愛着も増すことでしょう。
100均でよく売られている桐材は加工しやすく軽量なので、DIY初心者にも扱いやすいです。ご自身がもつランタンのサイズに合わせてオリジナルランタンケースを手作りしてみてはいかがでしょうか。
木製のランタンケースづくりの簡単な手順を紹介しておきます。詳しい手順は、キャンプやDIYにまつわるさまざまな本やサイトでも紹介されていますので、参考にして作ってみてください。
- 必要な道具と材料を揃える
- 設計図を作る
- 木材をカットする
- 木材をヤスリがけする
- 木材を組んでいく
- 釘やボンドなどを使い木材をつなぎ合わせる
- 扉や引き出し、取っ手などを順番につけていく
引き出しをつければ、ランタンにまつわる小物類を入れることができます。すべて一箇所に管理できて便利ですよね。
慣れている人であれば半日、慣れていない人だと作成に数週間かかることもありますが、こだわりのランタンケースを自作できれば、いっそうの愛着が持てますね。
既製品で解決!100均に売っているランタンケースの代用品
既製品をそのままランタンケースに使えると、一番手軽ですよね。
忙しくて時間がとれない人は、既製品の中から気に入るものを探してみましょう。
- ダイソー「収納バッグ」
こちらは、高さ25cm程度のランタンにシンデレラフィットすると評判です。クッション性があり衝撃から守ってくれます。
ポケットが内側、外側それぞれひとつずつ付いており、小物類の収納が可能です。どちらのポケットにもチャックもついているので、中の物が落ちる心配もありません。
コの字型の開封部分は、ダブルチャックです。
本来は横にして使う物ですが、縦にしても自立します。また、持ち手がついていて、持ち運びに便利です。
- ダイソー「レジャー用防水バッグ(3リットル)」
「レジャー用防水バッグ」が優秀と評判です。
防水加工されているため、雨に降られても中のランタンを保護してくれます。
口を折りたたんで止めるタイプの袋で、中の匂いが漏れないため、オイルランタンを入れた際もオイルの匂いが外に漏れることがありません。
「ドライバッグ」という名称でSNS上で紹介されていることもあります。
- セリア「ランタン保管カバー」(Sサイズ・Lサイズ)
こちらのアイテムは、サイズがSとLの2サイズあります。一般的なランタンの大きさだと、Lサイズのほうが合うのではないでしょうか。カラーも緑色と灰色の2種類あり、好みのものを選択できますね。
ただし、こちらはLEDランタン専用のカバーとなっています。燃料を使用するランタンには使えませんので、ご注意ください。
- セリア「CB缶収納バッグ」
こちらの「CB缶収納バッグ」が、ベアボーンズのランタンケースとしてシンデレラフィットすると評判のものになります。本来は、CB(カセットボンベ)を3本収納するためのバッグなのですが、機能性に優れており、ランタンケースとしても使えるとSNS上で人気が出ました。
適度な厚みがあり、保護能力が高いです。マジックテープで開け口を留めることができるので、中の物が落ちることもなく安心です。バックルを留めると持ち手にすることができるので、持ち運びしやすい点もいいですね。
- セリア「キッチンペーパーホルダー」
こちらもセリアの商品です。セリアのキッチンペーパーホルダーも、ランタンケースの代わりにぴったりです。シンプルでスタイリッシュな見た目がさすがセリアと評判をよんでいます。
ただし、クッション性はないので、底や側面に銀マットなどを巻いて保護能力を補強するのがよいですね。
ほか、各100均で幅広く展開されている保冷バッグも、ランタンケースとして活用できます。保冷バッグは蓋が大きいため、出し入れしやすいのが利点です。また、クッション性が高いため、ランタンを傷つけずに保護してくれます。サイズ展開が豊富で、合うサイズを選びやすいのもよいですね。ぜひご検討ください。
100均のフェイクレザーで作るケース
フェイクレザーとは、皮革に似せて作られた人工素材で、安価で本革に近い見た目と質感を楽しめる点がメリットです。
100均には、フェイクレザーも販売されています。手芸コーナーに置かれていることが多いので、チェックしてみてください。
フェイクレザーは、適度な厚みとクッション性を持ち、衝撃から守ってくれます。フェイクレザーを縫い合わせてランタンケースを作るのもいいですね。手縫いでもミシン縫いでも対応できます。
また、フェイクレザーでランタンカバーを作ることもおすすめです。オイルランタンなどはホヤがガラスで作られてることも多く、この繊細なガラス部分を特に守らなければなりません。ホヤに巻き付けるようなカバーを作ると、ホヤを保護することができます。
フェイクレザーの質感などが好みの方は、ぜひフェイクレザーを使ってご自身のランタンに合う形のランタンケースやランタンカバーを作ってみてください。
ランタンケースを100均アイテムで自作できる!既製品との組み合わせも紹介まとめ
ここまで、100均アイテムを使ったランタンケースについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事のポイントは、
- ランタンケースを100均のアイテムで代用することはできる
- ランタンケースによく使われている素材は、木・布・樹脂
- ランタンケースを100均のもので自作する際のポイントは、サイズを合わせること、壊れにくさを考えること、収納などの機能性を考えること
- 100均でアイテムを揃えて木製ランタンケースを自作することができる
- 100均の既製品には、ランタンケースに代用できるものがたくさんある
ことです。
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