キャンプ飯

焚き火を使って高火力で作る絶品キャンプ飯レシピをわかりやすく解説

キャンプの醍醐味である焚き火。薪を燃やしたり、火を眺めるだけでも癒されますよね。その火力を活かした焚き火料理も魅力的ですよね。しかし初心者には焚き火での調理となると、火起こしから火力の調整も難しく、作るキャンプ飯もただお肉を焼くだけになりがちです。そこでこの記事では、

  • 焚き火を使ったキャンプ飯の魅力
  • キャンプ飯を焚き火で調理する前の準備
  • 焚き火を使ったおすすめキャンプ飯レシピ

を詳しく解説しています。この記事をお読みいただければ、焚き火の火力を使った、美味しいキャンプ飯を作れるようになります。レシピも多数ご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください

キャンプといえば焚き火ですよね!

焚き火をするためにキャンプに行く。という人もいるほど、魅力あふれる焚き火。ただ眺めるだけで癒される気がしますよね。ただ折角なら、この火力を活かしたキャンプ飯を作りたいものです。調理方法を覚えて、美味しいキャンプ飯を作っていきましょう。

キャンプでやりたいことの一番に入ってもいいと言えるほど安定の焚き火

キャンプといえば、焚き火は外せませんよね。焚き火はキャンプの象徴であり、キャンプの醍醐味の一つです。暖かい炎を囲みながら、仲間との会話や星空の観察、自然の音に耳を傾ける時間は、心を癒しリラックスさせる効果もあります。焚き火の穏やかな光と温もりに包まれながら、心地よい時間を過ごすことができます。

見て癒される効果もありますがやはり焚き火でのキャンプ飯も欠かせませんよね

焚き火の魅力は、キャンプ飯のシーンでも存分に味わうことができます。焚き火の炎を使って作るキャンプ飯は、ただ食べるだけでなく、その工程自体が楽しみの一つとなります。焚き火の周りで仲間と料理を作りながら、美味しいキャンプ飯を楽しむ贅沢な時間を過ごすことができます。

今回はそんな焚き火を使ったキャンプ飯の作り方を解説していきます

この機会に焚き火を使ったキャンプ飯の作り方を学びましょう。焚き火を上手に利用しながら、簡単で美味しいキャンプ飯を楽しむ方法を紹介します。シンプルながらも風味豊かなキャンプ飯を作り出すためのコツやアイデアを取り入れて、キャンプ飯のレパートリーを広げましょう。焚き火とキャンプ飯の組み合わせは、キャンプ体験をさらに充実させること間違いありません。

焚き火を使ったキャンプ飯を作るためのアイテムって何が必要?

焚き火を使ったキャンプ飯を楽しむためには、いくつかのアイテムが必要です。以下では、焚き火を使ったキャンプ飯を作るために必要な道具をご紹介します。

焚き火を使ったキャンプ飯をする前にまずはアウトドアグッズをしっかりと揃えることが大事

焚き火を使ったキャンプ飯を楽しむ前に、アウトドアグッズを十分に揃えることが重要です。キャンプに必要なアイテムを事前に準備しておくことで、快適で安全なキャンプをすることができます。焚き火を使ったキャンプ飯をする前に、アウトドアグッズをしっかりと揃えておくことで、キャンプの準備が整い、安心してキャンプを楽しむことができます。

焚き火台

今では、ほとんどのキャンプ場での直火は禁止されています。そのため、焚き火台はキャンパーの必須アイテムとなっています。焚き火台にも多くの種類があります。五徳付きの、調理に特化した製品もあるので、より安定してキャンプ飯を作りやすい設計になっています。

焚き火シート

焚き火台と同じく、焚き火シートもキャンプ場の芝の保護などのために使用が義務付けられているキャンプ場が数多くあります。また、焚き火台からこぼれた薪が枯葉に落ち、引火してしまうこともあるので、火災防止としても役に立ちます。初心者キャンパーにも一つは持っておいて損はない製品となります。

トライポット

料理を調理するための三脚型のアイテムで、ダッチオーブンやケトルを吊るして使用します。高さを調節できるので、火から離したり、近づけたりすることで、焚き火では難しい火力の調整も簡単にできます。ただし重量や収納面で積載の幅を取ってしまうので、運搬には注意が必要です。

火吹き棒

火吹き棒は、焚き火に空気を送り込むことで、火力を上げる時に使用します。うちわで扇ぐと、思ったように火力が上がらないばかりか、灰が舞ってしまいますが、火吹き棒だと狙ったところにピンポイントで風を送れるので、効率が良いです。息継ぎの際に、咥えたまま空気を吸わないようにしましょう。

メスティン

メスティンは、ご飯も炊ける万能キャンプ飯アイテムです。直火でも使えますが、アルミ製は高火力調理には向かないので、ステンレス製の方が頑丈で安心です。ただ持ち手がゴムなどで覆われていることが多いので、距離を取り溶かさないような配慮が必要です。

ダッチオーブン

ダッチオーブンは、鋳鉄製の蓋付き鍋で、煮込み系のキャンプ飯が得意です。蓋の上に燃えた薪を置くことで、オーブンとしても使用できます。高火力にも耐えられるので、長時間の煮込み料理には活躍してくれます。

スキレット

スキレットは、鋳鉄製のフライパンで頑丈なため、焚き火との相性も良いです。底部も厚みがあり、熱を均一に伝えてくれます。焼く、炒めるといったキャンプ飯が得意ですが、蓋か同サイズのスキレットがもう一つあれば、被せることで、オーブンとしても使用できます。

コッヘル

一般的にコッヘルは、浅型のフライパンや深型の小型鍋などの調理器具がセットになったものです。アルミ製や持ち手が、プラスチック製のものもあるので、高火力の焚き火での使用は注意が必要です。ステンレス製だと熱にも強いので、焚き火とは相性が良いです。

全て持っていくと重量があり疲れるので収納を意識しつつ作るキャンプ飯に応じて器具を変えていきましょう

焚き火で使えるキャンプ飯作りアイテムには様々なものがありますが、全部持っていくとなると、重量も増え収納面でもスペースを多く取ります。作りたいキャンプ飯とレシピを、事前に決めて、必要な調理器具だけを持っていきましょう。

基本の道具とは別に焚き火を使ったキャンプ飯であったほうが便利なアイテム

次に、調理器具以外での便利アイテムを紹介します。焚き火だからこそ、有ると便利なアイテムです。導入することで、焚き火でのキャンプ飯づくりが、より楽しく簡単に出来ますよ。

アルミホイル

アルミホイルは焚き火料理に欠かせない便利なアイテムです。焼き物や蒸し物を作る際にカットして使用します。アルミホイルは熱をしっかりと伝える性質があり、食材を包み込むことで熱が均等に行き渡ります。グリル上や焚き火に直接入れても破れないので、様々な場面で役立ちます。

マシュマロ棒

焚き火の定番スイーツである焼きマシュマロを楽しむ際には、マシュマロ棒が役立ちます。長さの調節ができる棒状のアイテムで、マシュマロを刺して焼きます。焼きマシュマロは外側がカリッとして中はふんわりとした食感で、大人でも楽しめます。マシュマロ以外にも、ソーセージや野菜を刺してグリルで焼くこともできます。

燃焼剤

焚き火を始める際に、燃焼剤は便利なアイテムです。燃焼剤は火をつけるための助けとなる素材で、着火が安定して行えます。燃焼剤はコンパクトに携帯できるため、キャンプの際には常備しておくと安心です。

時間がない時でも楽しめる直火で調理する焚き火キャンプ飯

焚き火と素材さえあれば出来る、直火でOKなキャンプ飯の作り方をご紹介します。スキレットやダッチオーブンなどの道具も必要ないので、火さえおこせれば、すぐにキャンプ飯作りに取り掛かれます。

焼きマシュマロ

 

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材料

  • マシュマロ
  • マシュマロ棒

手順

  1. マシュマロ棒の先端にマシュマロを刺す
  2. マシュマロを焚き火の上にかざす
  3. ゆっくり先端を回しながら焼き、焼き目がついたら完成

子どもだけでなく大人も楽しめる、デザートキャンプ飯です。外側のかりっとした食感と、甘みの増したマシュマロが癖になります。ご飯の後でも、思わず止まらなくなるほどです。火に近づけすぎると、簡単に焦げてしまうので注意してください。遠火でじっくりがベストです。

焼き芋

材料

  • サツマイモ
  • アルミホイル
  • キッチンペーパー

手順

  1. サツマイモに濡らしたキッチンペーパーを巻く
  2. 巻いた上にアルミホイルを隙間なく二重で巻く
  3. 焚き火の中に入れる
  4. 30分ほど焼いたら取り出し、柔らかくなっていたら完成

アルミホイルに包んで焼くだけで、簡単に甘い焼き芋が出来上がります。濡らしたキッチンペーパーを巻くことで、丸焦げを防ぎ、程よい蒸し焼き状態になるので、甘さが際立ちます。焼き芋はおやつにぴったりなキャンプ飯です。

ダーティーステーキ

 

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材料

  • 赤身ステーキ肉
  • 塩コショウ

手順

  1. 薪が燃え白くなっている状態の熾火を作る
  2. 常温に戻したお肉の両面に塩コショウをしっかり振る
  3. お肉を直接、炭になった熾火の上に置く
  4. 両面に焼き目をつけたら皿に取り、5分ほど休ませる
  5. もう一度両面を軽く焼き、皿で10分ほど休ませる
  6. 切り分けたら完成

網や鉄板を使わず、直に炭の上で焼くのがダーティーステーキです。火力が強くなりすぎるので、生焼けにならないように、お肉を休ませながら焼いていきましょう。見た目にもワイルドなキャンプ飯ですが、意外と灰のまとわりも少なく食べられます。直接燻されたステーキは煙をまとい、最高の風味を演出します。

材料を入れるだけで簡単に作れるコツいらずの焚き火キャンプ飯

材料の仕込みさえ済んだら、火にかけるだけで、出来上がるほったらかしキャンプ飯の紹介です。焚き火料理にもかかわらず、火力調整もほとんどいらないので、簡単にコツいらずで出来上がります。

ポトフ

 

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材料

  • ダッチオーブン
  • トライポッド or 五徳
  • にんじん
  • 玉ねぎ
  • キャベツ
  • じゃがいも
  • ベーコン
  • ウインナー
  • コンソメ
  • 塩コショウ
  • ローリエ

手順

  1. 具材を全てひと口大に切る
  2. ダッチオーブンにすべての具材と調味料を入れる
  3. トライポッドにダッチオーブンを吊るし、沸騰させる
  4. 沸騰したら、火から少し離し、弱火で20分煮込んだら完成

水以外の材料を仕込んで、全て入れておけばキャンプ場では、水を入れて火にかけるだけで完成します。トライポッドが無ければ五徳の上で、焚き火を寄せて、火力を調整しましょう。栄養が偏りがちなキャンプでも、しっかり美味しく野菜を取れるキャンプ飯です。

ホイル焼き

 

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材料

  • にんにく
  • オリーブオイル
  • アウトドアスパイス

手順

  1. にんにくにオリーブオイルをかける
  2. アルミホイルで2重に包み焚き火の中へ入れる
  3. 20分ほど焼いたら取り出す
  4. 火傷に注意して皮を剥いてスパイスをかけたら完成

今回はニンニクのレシピを紹介しましたが、他にも玉ねぎやリンゴなども丸々ホイルに包んで焼くことで、甘くなりキャンプ飯にぴったりです。野菜やきのこなどお好みのホイル焼きを見つけてみてください。

吊るし焼き

 

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材料

  • 豚バラブロック
  • 塩コショウ
  • 砂糖
  • ローレル
  • ウイスキー
  • ニンニクチューブ

手順

  1. 豚バラにフォークなどでザクザクと全体を刺して置く
  2. ジップロックに材料を全て入れ、1日以上寝かせる
  3. 焚き火の上にトライポッドをセットし、フックに漬け込んだ豚バラをセットする
  4. 直接火にあたらない位置で、6時間以上燻し続ける
  5. 火が通ったら、完成

トライポッドを使った吊るし焼きレシピです。いかにもキャンプっぽい絵面で、豪快なキャンプ飯ですが、とにかく時間が掛かるので辛抱が必要です。工程自体は簡単なので、他のキャンプ飯も同時に作りながら、最後のお楽しみにするのもおすすめです。

人気食材で作る焚き火キャンプ料理

キャンプ飯でも人気の、お肉やくだものを使った料理の紹介です。バーべキューと同じくキャンプでもお肉はやはり人気です。それを自分で建てたテントの前で、焚き火で調理したお肉はより美味しく感じますね。そのなかでもおすすめのキャンプ飯レシピを紹介します。

串焼き

 

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材料

  • 牛肉ステーキ用
  • 玉ねぎ
  • パプリカ
  • アスパラガス
  • ミニトマト
  • 塩コショウ
  • サラダ油
  • バーベキューソース

手順

  1. 牛肉を一口大の大きさに切る
  2. 牛肉にバーベキューソースをまとわせる
  3. 玉ねぎやパプリカ、アスパラガスは適当な大きさに切る
  4. 牛肉と野菜を串に刺して塩コショウを振る
  5. 熾火でじっくり焼く
  6. 牛肉に火が通ったら完成

ひと口大に切り揃えた肉や野菜を串に刺す、バーベキュースタイルのキャンプ飯です。熾火でじっくり焼き上げることで、焦げを防ぎジューシーに仕上がります。金属製の串があると、焼け落ちることもなく調理出来ます。

寄せ鍋

 

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材料

  • 鮭の切り身
  • 長ネギ
  • 白菜
  • しめじ
  • 寄せ鍋の素

手順

  1. しめじの石づきを切り落とす
  2. 材料を全てひと口大に切り揃える
  3. 鍋の中に切った具材と水、鍋の素を入れ火にかける
  4. 沸騰したら完成

魚介類の香りが食欲をそそるキャンプ飯です。鍋の素を使って簡単に作ることができます。一般的には魚介ベースの寄せ鍋ですが、お好みで鶏肉やトマトなどの食材でもアレンジも簡単です。薬味で柚子コショウを添えるのもおすすめです。

ケバブ

材料

  • 牛ステーキ肉
  • ケバブの素
  • トマトペースト
  • ヨーグルト
  • オリーブオイル

手順

  1. ジップロックに材料を全て入れ、揉みこみ2時間ほどおく
  2. 牛肉を8㎝程度ずつに切り分ける
  3. 切った牛肉をバーベキュー串に1枚づつ刺していく
  4. トライポッドに吊るし1時間ほど焚き火上で焼いていく
  5. 適宜上下を返しながら弱火で焼く
  6. 炊きあがったら完成
  7. 食べたい分だけ、ケバブの側面をナイフで削いでいく

屋台で見かけるトルコ料理、ケバブは見た目のインパクトが大きいキャンプ飯ですね。屋台のように巨大なものは難しいですが、小さいサイズであれば、火も通しやすく食べやすいです。他にも鶏肉や羊肉などでも同様に作ることができます。

焼きリンゴ

 

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材料

  • リンゴ
  • グラニュー糖
  • バター
  • シナモン
  • アルミホイル

手順

  1. リンゴを輪切りにカットする(ヘタ側と底側は厚めに)
  2. ヘタと底側以外のリンゴの芯をくり抜く
  3. リンゴを元の形になるよう重ねる
  4. くり抜いた部分にグラニュー糖とバターを詰め込む
  5. 蓋をして、アルミホイルで2重に包み込む
  6. 熾火の中に直接置き15分ほど焼く
  7. リンゴが柔らかくなったら取り出しアルミホイルを剥がす
  8. シナモンをかけたら完成

焚き火の中でじっくり焼き上げることで、リンゴがトロトロになり甘いデザートキャンプ飯となります。火が強すぎると焦げてしまうので、熾火を作った後か、少し離して遠火でゆっくりと焼いていきましょう。

焚き火を使って高火力で作る絶品キャンプ飯レシピをわかりやすく解説まとめ

ここまで焚き火を使ったキャンプ飯について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。この記事では

  • キャンプの醍醐味である焚き火
  • 焚き火でキャンプ飯を作るときに、必要なもの
  • 焚き火を使ったキャンプ飯のレシピ

について解説してきました。火力調整にコツがいる焚き火料理ですが、一度覚えてしまえば、簡単です。ぜひ焚き火を使ったキャンプ飯にチャレンジしてみてください。最後までご覧いただきありがとうございました。