キャンプ飯

タコが主役になれる!絶品おすすめキャンプ飯をレシピ付きで解説

キャンプといえば、繰り返す日常から開放されて自然に囲まれながら味わう「キャンプ飯」。外で食べるご飯は「最高のご馳走」ですよね。

中でも、キャンプ飯におすすめの食材として知られているのが「タコ」です。手に入れやすい食材ではあるものの、普段の調理で使う方は少ないのではないでしょうか?

「子供にも大人にも喜ばれる、美味しいタコ料理を作りたい」
「ゆったりとした時間を過ごせるように、調理はできるだけ時短したい!」

そんな方のためにこの記事では、

  • タコがキャンプ飯にぴったりな理由
  • 短時間で作れるタコ料理
  • メスティンを使ったタコ料理
  • タコ料理のアレンジ飯
  • アウトドアで料理を楽しむポイント

について、詳しく解説していきたいと思います。

この記事を読んでいただくと、主役としてもおつまみとしてもバラエティー豊かなタコ料理をお手軽に味わうことができますよ。また、調理の時短ができるレシピを中心に集めていますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

キャンプ飯とタコの相性って最高!

キャンプ飯でタコを使う料理といえば「タコ飯」を連想する方が多いと思いますが、実はタコ飯以外にもたくさんのレシピが数々のキャンパー達によって生み出されています。

キャンプでは生ゴミは別に分けて捨てる、または各自で持ち帰らなくてはいけないので極力減らしたいところですよね。その点、タコは捨てる部位もなく食べきれることでゴミも出ないので、多くのキャンパー達に重宝されています。

もちろん、手軽にできる料理も多く旨味も抜群様々な食材や調理の方法によって、食感も味も変わるタコはキャンプ飯にぴったりです。

万人に愛される食材であるタコ

スーパーで簡単に手に入り、捨てる部位がなく隅々まで味わうことができる「タコ」。

実はタコには、栄養素がたっぷり含まれているという隠れた魅力があります。特に多く含まれているアミノ酸のひとつであるタウリンには、疲労回復や目の疲れをとる作用があり、日頃の疲れを癒すのにもぴったりの食材といえます。

また、高たんぱく・低カロリーなためダイエットに最適で、ビタミンEには美肌効果や老化予防という女性にも嬉しい作用も。水分として栄養も流れ出てしまうため、汁まで味わうのが栄養をすべて取り入れるコツです。

加熱しても生でも美味しく食べられますよね

煮る、焼く、生でお刺身として・・・とその時々で食べ方を選べるのもタコの魅力です。調理の仕方によって食感も変わり、冷めても美味しく食べられるところもタコをキャンプ飯に取り入れるメリットといえます。

お好みの食感で、タコをメインにしたキャンプ飯を目いっぱい味わいましょう。

今回はそんなタコを使ったキャンプ飯のレシピをご紹介していきます

身体に良い影響があり、味付けや調理の仕方次第で豪華なディナーに早変わりするタコを使ったキャンプ飯。

作り方も簡単で手間がかからないことから、お酒のおつまみや子供のちょっとしたおやつにも最適です。

「普段、タコ焼きくらいしかタコは食べていない」という方も、是非これからご紹介するキャンプ飯レシピに挑戦して、最高な食事タイムをお過ごしくださいね。

子供がご飯の時間を待てない時でも安心!30分でできるタコを使った簡単キャンプ飯

子供がいると、ゆっくり調理をする暇もなく「お腹空いた!」と急かされてしまうもの。

キャンプは遠出になることが多いことから疲労も溜まり、特に小さな子供は待てずにぐずってしまうので調理も手こずってしまいますよね。

そんな中でも、30分でサッと簡単に調理できるレシピをご紹介します。

タコのマリネ

マリネとは肉や魚、野菜を酢やレモン汁の調味液に漬け込む調理法のこと。タコにもしっかりと味が染み込み、特に夏キャンプにぴったりでさっぱりとした味わいが特徴です。

前菜やおつまみとして、またメインを作っている間に子供に出しても喜ばれます。

  1. レモン汁(大さじ4)、オリーブオイル(大さじ4)、塩(小さじ2)、黒コショウ(小さじ2)で調味液を作る。
  2. 一口大に切ったタコときゅうりを調味液に漬け込む。
    ※お好みでアボカドやモッツァレラチーズを入れても美味しいです。
  3. あればパセリをかけて完成。

タコのカルパッチョ

 

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酸味があり、見た目も似ていることから「マリネとどう違うの?」と言われることが多いカルパッチョ。マリネは調味液に食材を漬け込む調理法であることに対し、カルパッチョは食材に調味液を【かける】という違いがあります。

どちらも変わらないように感じますが、漬け込む時間によって食材の柔らかさが変わるマリネに比べて、カルパッチョは本来の食感を残しつつ味わうことができるのが特徴です。

お好みの食感で、タコの旨味を堪能しましょう。

  1. タコを一口大に切る。
  2. にんにくチューブ(お好みで)、黒コショウ、オリーブオイル、レモン汁で調味液を作る。
  3. タコに調味液をかけて完成。 

タコぶつ

 

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「たこをぶつ切りにする」の意味で名付けられたタコぶつ。火を使わずに調理できる為あっという間に作れて、わさび醤油、オリーブオイル、塩・・・とお好みの味で手軽に楽しめます。

  1. タコときゅうりを一口大に切る。
  2. ポン酢をひたひたになるくらいに入れて、お好みでラー油をかけて完成。

サンナッチ

 

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別名「サンナクチ」と言われ、タコの踊り食いを意味する韓国料理です。

生きたままのタコをぶつ切りにしてお皿に盛り付け、まだ動いている状態のタコを食べるという斬新な食べ方が話題となっています。主に水産市場で楽しめる料理ですが、まだ生きているタコを手に入れた際にはキャンプでゆっくり味わうのも良いですね。

  1. タコを一口大に切る。
  2. 塩を混ぜたごま油やコチュジャンをかけて完成。

材料にタコを使ったメスティンで作る激ウマキャンプ飯

揚げ物から炊飯、麺類の調理まで・・・今やキャンプの万能クッカーと言われている【メスティン】。タコを使ってもう一品作りたい!という時にも大活躍します。

定番はやはり「タコめし」ですが、メスティンは焼く・煮る・蒸す・揚げる・・・と万能にこなせることから、皆さんが知っている意外なメニューも簡単に作ることができます。

「キャンプで美味しいご飯を食べたいけど、調理が面倒」という方は事前に材料を食べやすい大きさに切っておいて、調理の際には全部詰め込んで味を付けるだけ!ということもできるので、調理のハードルが一気に下がりますよ。

タコめし

キャンプ飯でタコを検索すると、真っ先に出てくるのが「タコめし」。炊飯器の代わりにメスティンを使うだけで、家庭で作る炊き込みご飯と同じ要領で作ることができます。

ふっくらしたお米と噛みごたえのあるタコの組み合わせは絶品ですよ。しょうゆ、めんつゆ、ほんだし、炊き込みご飯の素・・・とお好みの味で気軽に作れるのもタコめしの特徴ですが、今回は簡単に味が決まる白だしを使ったレシピをご紹介します。

ふっくらした食感を楽しむため、お米は洗った後に30分ほど水に付けておくのがポイント。※メスティンの真ん中の線が180㏄で、通常の炊飯では1合=180㏄で炊けますが、タコから出る水分を考慮して気持ち少なめに入れます。

  1. メスティンに研ぎ終わった米(1合)と白だし(大さじ1と1/2)を入れて、よく混ぜる。
  2. 一口大に切ったタコを入れる。
  3. 固形燃料を設置して、火をつける。約20分後、固形燃料が燃え尽きたら保温バッグまたはタオルで包んで10分蒸す。
  4. お米の芯が残っていないか確認し、お好みでねぎをかけて完成。

タコのアヒージョ

アヒージョは、食材をオリーブオイルとにんにくで煮込んで味わうスペイン料理です。

どの食材もにんにくの風味にマッチしますが、魚介類は特に味がよく染み込むことからキャンプ飯でも定番となっています。調理が簡単な上、シンプルな味付けで素材本来の味を楽しめるのもアヒージョならではの特徴です。

残ったオイルはタコのうま味が凝縮されており、トーストにつけたりパスタに和えたりと最後まで美味しく味わうことができますよ。

  1. タコは一口大に切る。にんにく(2片)は包丁で潰して、鷹の爪のタネをとる。
  2. メスティンにオリーブオイルとにんにく、鷹の爪を入れる。
  3. 火をつけて、沸いたらタコやお好みでマッシュルームやブロッコリーを入れて塩コショウで味を付ける。

タコの唐揚げ

居酒屋のメニューとして、よく見かけるタコの唐揚げ。手間はかけたくないと思いつつも、キャンプで食べる揚げ物は絶品です。お酒のおつまみとしてはもちろん、唐揚げが大好きな子供にも、タコの旨味を逃さずに短時間で揚げることができるのでおすすめですよ。

とはいえ、唐揚げの中でもタコの唐揚げはべちゃべちゃになりやすいという欠点も。タコの水気をしっかりと取り、十分に熱した油で揚げるのがポイントです。味付けの際に、豆板醤を入れるとピリ辛で大人向けの味に変わりますよ。

  1. タコを一口大に切り、用意した袋に入れる。※タコの水気はしっかりと取る。
  2. 醤油(大さじ2)と酒(大さじ2)を入れて揉みこみ、15分ほど漬ける。
  3. 小麦粉を入れて、軽く混ぜ合わせる。
  4. 油を熱して、タコがきつね色になるまで揚げて完成。

タコのソテー

 

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ソテーはフランス語で「肉・魚・野菜などの食材を油やバターで炒める」ことを言い、シンプルな味付けで素材の味を引き出す調理法です。

にんにくの風味が良く、食べ始めると手が止まらなくなってしまうほど。

メジャーなのは「オリーブオイル+にんにく」の組み合わせで、どのような食材にも合うので余った野菜と一緒に炒めて食べるのもいいですね。

  1. タコを一口大に切る。
  2. オリーブオイルとにんにくを熱して、タコを入れる。
  3. 全体的に絡めたら、塩コショウで味を整えて完成。

タコのホイル焼き

家では、オーブントースターを使って作られることが多いホイル焼き。

キャンプでもメスティンがあれば、気軽に作ることができます。バジルでにおいをつけて、茄子・トマト・きのこ類を一緒に入れても美味しく食べられますよ。

ホイルに具材を入れる作業は子供にもできるので、一緒に調理を楽しむこともできます。

  1. アルミホイルにオリーブオイルを垂らして、刻みにんにくとタコを入れて包む。
  2. ホイルの下に水を適量入れる。
  3. 火をつけて、2~3分で完成。

タコとトマトのスープ

 

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トマト缶と固形コンソメがあれば味が決まる、手軽さが自慢のトマトスープです。キャベツだけではなく、余った食材を一緒に入れて煮込むのも良いでしょう。

秋〜冬にかけての寒い時期に食べると、心も身体も温まりますよ。

  1. タコは一口大、キャベツはざくぎりにする。
  2. 鍋にタコとキャベツ(5〜6枚)を入れて、水(300㏄)を入れる。
  3. 固形コンソメ(2個)とトマト缶を入れる。
  4. 塩コショウで味を整えて、ひと煮立ちしたら火を止めて完成。

完成したタコ料理をさらにアレンジ!おすすめキャンプ飯

「タコ料理にチャレンジしたけど、せっかくのキャンプだからもう一品楽しみたい!」という時におすすめなのが、更にひと手間を加えたアレンジ料理。

全く違う味に変身し、最後まで飽きることなくタコの旨みを味わえますよ。

コンビニやスーパーでも手に入る、意外な食材でアレンジできるキャンプ飯も一緒にご紹介していきます。

タコ飯チャーハン

 

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タコ飯を作りすぎてしまった時、味を変えて楽しみたい時におすすめなのがチャーハンへのアレンジ。しっかり味がついているので、味を整える程度で食べられるのが嬉しいですね。

  1. 溶き卵の中にタコ飯を入れて、混ぜ合わせる。
  2. 油をひいて、パラパラになるまで炒める。
  3. 塩コショウや醤油で味を整えて完成。

タコの燻製

 

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燻製とは、食材を香りの良い木材を高温に熱して出た煙で風味付けをする調理法です。燻製をつくるためのスモーカーがあれば、キャンプでも簡単に燻製が楽しめます。

クッカーと同じように持ち運びが便利なものも販売されており、タコだけではなくサーモン・ささみ・チーズなどの材料でも手軽に作れて、おつまみにもぴったりですよ。加熱しすぎると具材が固くなるので、注意が必要です。

  1. 茹でたタコを切って、風通しのよいところで乾燥させる (酸味がでるため)。
  2. スモーカーの底に燻製チップを入れて網を置き、タコを乗せる。
  3. ふたを閉めて強火にし、煙が出たら弱火にする。
  4. 10分ほど加熱して、塩コショウで味を調えたら完成。

揚げたこ焼き

コンビニやスーパーで買える冷凍たこやきを使って作れる、揚げたこ焼き。

小腹が空いた時夜食に何か食べたい時に解凍せずにすぐ作れて便利です。外はカリカリ、中はトロっとした食感で子供にも喜ばれること間違いなし

揚げ物をした時に処理に困る油ですが、新聞紙やキッチンペーパーに染み込ませて焚き火の薪の下に入れると「着火剤」として重宝します。染み込ませすぎると、地面に垂れて引火してしまうので注意が必要です。

  1. 凍ったままのたこ焼きを熱した油の中に入れる。
  2. 串が刺さるまで熱して、完成。

タコのみやき

 

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お好み焼きにタコを入れて焼く、タコのみやき。

作り方はお好み焼きと同じで、タコを入れることでボリュームが出てより美味しくなります。

  1. タコを一口大に切る。キャベツ(150g)は千切り、万能ねぎは小口切りにする。
  2. ボウルにお好み焼き粉(100g)、卵(1個)、水(120㏄)を入れてよく混ぜ合わせる。
  3. タコ、キャベツ、あれば紅ショウガを加える。
  4. フライパンまたはホットプレートを熱し、油をひいて生地を流し込む。
  5. 両面焼けたら、ソースやマヨネーズ、万能ねぎを散らして完成。

タコチーズフォンデュ

 

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先程ご紹介したタコアヒージョタコソテーの味を変えたくなったら、チーズフォンデュにするのがおすすめ。

トロッとしたチーズがタコに絡み合い、更にお酒に合うおつまみが出来上がります。

  1. ホールタイプのカマンベールチーズに十字の切り込みを入れる。
  2. カマンベールチーズの上面の皮部分をめくる。
  3. 側面の皮以外の部分が溶けていくので、チーズに具材を絡めて食べる。

タコで作るアウトドア料理をより楽しむためのポイント

様々なタコ料理のレシピをお伝えしましたが、最後にアウトドア料理を更に楽しむポイントを3つお伝えします。

タコ料理に関わらず、他の食材を調理する際にも役立つので是非参考にしてくださいね。

淡白な味のタコだからこそ作り方次第で楽しみ方は無限大

タコはどのような食材や味付けにも馴染みやすい、万能な食材。

タコの使った様々なキャンプ飯のレシピが出回っていますが、まだ誰も試していないタコにぴったりの食材や調理法があるかもしれません。

試行錯誤しながら、家ではなかなかできない調理法に挑戦してキャンプ飯を研究するのも良いですね。

キャンプ飯に慣れてくれば大さじ小さじなどの味付けは適宜味見をするならアバウトでOK

慣れないうちはキャンプ飯のレシピ通りに調理することも多いと思いますが、キャンプは「不便を楽しむこと」こそが醍醐味なので、その時々である物を使って味付けを楽しむのもおすすめです。

失敗してしまったとしても、それも思い出。キャンプ飯を繰り返し作っているうちに、自分ならではの味を発見できるのも楽しいですよ。

炭の配置で弱火調理ができる場所を作るとよりキャンプ飯が作りやすい

ガスバーナーやカセットコンロを使用しての調理も簡単で良いのですが、バーベキューや焚き火の時に一緒に火にかけるのも一気に調理が進むので便利です。

その際、メスティンやクッカーを置く場所の炭火の配置を変えるのも火加減の調整に重要となってきます。

全体に炭を敷き詰めるのが一般的ですが、炭の量や火加減を見つつ弱火の調理もしやすい焼き台にカスタマイズしましょう!

タコが主役になれる!絶品おすすめキャンプ飯をレシピ付きで解説まとめ

タコを使ったお手軽なキャンプ飯についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事のポイントは、

  • 栄養素がたっぷり含まれたタコは調理が簡単で扱いやすく、キャンプ飯にぴったり
  • 唐揚げチーズフォンデュなど・・・タコ料理は、子供にも大人にも喜ばれること間違いなし
  • 待てない子供には、時短調理できるタコのマリネタコぶつがおすすめ。
  • 万能クッカーのメスティン1つで、アヒージョホイル焼きも簡単に作れる!
  • 作りすぎた、または余ったタコ料理はアレンジで2度美味しく食べられる。
  • キャンプ飯はアバウトな味付けで、自分ならではの味を見つけるのも醍醐味。

です。

先程もお伝えしましたが、キャンプは「不便を楽しむこと」とも言われていますので、調理も気を張らずにその時の気分で調理法や味付けを変えるのも有りです。

タコは素材そのものが美味しいので、素材の味を引き立てるのも良し、味や食感を変えながら楽しむのも良し。美味しいタコを使ったキャンプ飯をぜひお試しくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。