キャンプ飯

キャンプ飯に絶対に必要なキャンプ道具を初心者にも分かりやすく解説

いざキャンプ飯を作ろうと思っても、キャンプに必要な調理グッズって、何を持っていけばいいのか分かりませんよね。無くて困るのが嫌だからと、不要な調理道具で収納ケースが一杯なんてことも。しかしキャンプに行く前に、作る料理を事前に決め、必要な道具を知ることで無駄な持ち運びや、買い物を減らすことができます。

この記事では、

  • キャンプ飯調理に必要な道具の選び方
  • キャンプスタイルや人数で変わるキャンプ飯の調理道具
  • キャンプ飯の調理道具の詳しい特徴と種類

について詳しく解説します。この記事を読むことで、キャンプ初心者でもキャンプに行く前に、必要な道具が分かります。それにより、車への収納も楽になり、不要な買い物で損をすることも無くなりますので、ぜひ最後までご覧ください。

キャンプ飯を作るのにどんな道具がいるの?

キャンプ飯を作ろうと思っても、作りたい料理に最適な調理器具が分からない。あれもこれも、もしかしたら使えるかもと、気づいたら収納がパンパンなんてことも。キャンプ飯それぞれについて相性の良い道具を選べると、軽量化でき収納するときも簡単に出来るようになります。

キャンプ飯に使う道具って意外とイメージつかない!

キャンプ飯と聞いて、お肉を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?しかし、ただステーキを焼くだけでも、グリルや焚き火、スキレット、鉄板など対応できる調理器具は数多くあります。そのなかで、どれを選ぶかだけでも一苦労です。

道具を持っていきたいけど持ち運びきれなくて困る!

せっかく購入したキャンプ飯の調理道具は、持っていきたくなるものです。けれど全てを詰め込んでいては、収納スペースが無くなり持ち運びも困難になります。人数が増えると、それだけでも荷物が多くなるので、道具の素材やコンパクトに収納できるかにも注意したいです。

キャンプ飯に使う道具の選び方を徹底解説します

そこでキャンプスタイルや人数などに合わせた、調理器具を紹介していきます。同じキャンプ飯道具でも、使い方次第で様々な用途へのアレンジ方法なども徹底解説します。

キャンプ飯に使う道具の選び方

キャンプ飯の道具を選ぶうえで、まずはどういったキャンプ飯を作るかを決めておくことが大事です。これを決めるだけで、必要な道具の選択肢はかなり絞られます。そのあとに、人数や移動手段、キャンプスタイルを決めていくことで、道具のサイズや素材などを細かく決められると、よりコンパクトに出来ます。

キャンプ飯で食べたい物で選ぶ

まずはどんなキャンプ飯を食べるか決めていきましょう。カレーとローストビーフ、ホットサンドに海鮮バーベキューも食べたいなと、食べたいものが定まらないと、持ち込む道具は簡単に増えていってしまいます。食べたいものを事前に決めることで、無駄な持ち運びを無くすだけでなく、フードロスも減らすことができます。

人数に合わせて選ぶ

キャンプ飯を食べる人数によっても、道具選びは変わってきます。特にキャンプ飯道具のサイズ感が異なります。小さい調理道具は、コンパクトでソロキャンプに向いていて、大きめの鍋や鉄板などは大人数でのグループキャンプに最適です。ただし大は小を兼ねると、必要以上に大きいサイズを買ってしまうと、持ち運びにも不便で初心者には特に扱いにくいです。

移動手段に合わせて選ぶ

キャンプ場までの移動手段も大事になってきます。大きい車に少人数の場合は、大きな問題ではありませんが、軽自動車に3,4人での乗車時や、電車、バイク移動時は、より慎重に道具選びを行いましょう。調理器具のサイズ感を小さくするのも大事ですが、素材を鉄からステンレスやアルミ製にするなどして重量を抑えましょう。また折りたたみできる調理器具も活用したいですね。

キャンプスタイルに合わせて選ぶ

アウトドアとしてのキャンプはよく、不便を楽しむものだ。なんて言われたりもしますが、キャンプスタイルは人それぞれですよね。同じお肉を調理するにしても、焚き火に放り投げてワイルドに焼くスタイルも有れば、カセットコンロとフライパンで丁寧に焼くスタイルもある。自分の好みのスタイルに応じた調理方法に必要な、キャンプ飯道具を選びましょう。

キャンプ飯に欠かせない重要な道具

まずはキャンプ飯調理の道具のなかでも特に出番の多い3点について解説します。初心者でも、この3点は是非持っておきたいアイテムとなります。

ナイフ

切る・刻む・叩く・剥くと出番が多いのがナイフです。家庭でよく使う包丁としての役割と、薪を細くしたい時の薪割りとしての役割があります。

調理用と焚き火用は分けるのがマスト

調理用のナイフと薪割りなどに使う焚き火用は、分けて使うことをおすすめします。細かい作業が得意な刃が薄いものは、調理用に向いていますが、衝撃に弱く刃先が欠けやすいです。薪割りにも耐えられる、刃の背側まで太いものは、衝撃に強いですが、切る作業よりは、割る作業を得意としています。衛生面においても分ける方が安心ですね。

調理用はみため重視か性能重視かで選び方が異なる

調理用ナイフといっても、ステンレス製とカーボン製、折りたたみ出来るものなど、様々なタイプがあります。各種工具とナイフが一体となったマルチスツールや、ステーキを切ることに特化した、ステーキナイフなど。自分の好みに合った、ナイフを見つけて長く愛用していきたいですね。

ブッシュクラフトを楽しむならこだわりのアイテムで挑むのもおすすめ

アウトドア愛好家の間で人気のブッシュクラフトは、ご存じですか?出来るだけ、自然のなかにある枯れ木を使って生活空間を作っていく、キャンプ上級者向けのサバイバルにも近いスタイルです。ナイフ一本で、テントの設営から火起こしまで行うため、こだわりの一本を探して、チャレンジしてみては?

食器

キャンプ場では山間部や草原など、思わぬ強風に見舞われることしばしば。バーベキューで見かける紙皿や紙コップは、簡単に飛ばされてしまいます。自分好みの食器を見つけることで、目印にもなり風の心配も軽減されます。廃棄するゴミも減るので環境にも優しいですね。

シュラカップ 

シェラカップは、取っ手の付いた一人用の取り皿として、アウトドア愛好家の間で広く親しまれています。ステンレス製の一部は加熱にも対応していて、目盛付きのシェラカップは、簡単なキャンプ飯の調理に向いています。イラストが描かれているのもあり、集めるのも楽しい調理道具としても使える食器です。

まな板兼トレー

食材を切るときに、有ると重宝するのがまな板です。折り畳み出来てコンパクトになるタイプや、木をスライスしてきたかの様なデザイン性の高いまな板もあります。取っ手付きのまな板は、調理後にそのままトレーとして使うことで、食器にもなり見た目にも華やかです。

ベーシックなお皿

家庭でもなじみのある平たいお皿もキャンプではよく使われます。ただし、陶器やガラス製のプレートは割れやすいので、プラスチック製やメラミンプレートなどの割れにくい食器がおすすめです。各アウトドアブランドから、箸やスプーンなどのカトラリー類とセットで売られているものもあるので、チェックしてみてください。

加熱器具

キャンプ飯作りのための道具において、熱源の確保が必要となります。たき火での豪快なキャンプ飯調理や、コンロを使った安全なキャンプ飯調理。他にもさまざまな加熱器具があるので、キャンプスタイルや作りたいキャンプ飯に応じて選んでみましょう。

焚き火台

キャンプの魅力といえば焚き火ですが、焚き火をするためには、焚き火台が必要なのはご存じですか?少数ながら地面に直接、薪を焼べられるキャンプ場もありますが、ほとんどのキャンプ場では直火禁止です。焚き火台の上で薪を燃やし、その上に五徳、またはトライポッドを備えて調理をします。燻された食材は、独特の香りをまとい美味しくいただけます。ユニフレームのファイアグリルは、初心者にもおすすめです。

バーナー

キャンプ場での調理は、バーナーを使うのが安全で簡単です。CB缶やOD缶と呼ばれるガスボンベを燃料としているので、電気がないキャンプ場でも安定した火力を得られます。火口が1つのものをシングルバーナー、2つのものをツーバーナーと呼びます。よりコンパクトで持ち運びも楽なのがシングルバーナーで、ガスボンベを除くとズボンのポケットに収まるようなタイプもあります。ツーバーナーは2つの火口で2つのキャンプ飯を同時に作れるので、人数が多めのキャンプに最適です。

アルコールストーブ

メタノールを燃料とした、小型の熱源としてバックパッカーにも人気のストーブです。燃料を器に注ぎ、着火するだけで安定した火力が得られます。ガスボンベ缶と違い、氷点下を下回る寒冷地でも火が付きやすいため、雪中キャンプでも愛用されています。

固形燃料

旅館の卓上料理などでよく見かける、アルミ箔に包まれた水色の固形燃料もキャンプで活用できます。ライターで着火するだけで、決まった時間燃焼し続けるので、メスティンを使った炊飯との相性がとても良いです。小型で燃料漏れの心配もないので、持ち運びも安心です。

キャンプ飯に使う基本の調理道具

キャンプでの料理は楽しくて美味しいものですが、初めての方にとってはどのような調理道具を使えばいいのか分かりにくいこともあります。ここでは、キャンプ飯に使う基本的な調理道具と、それぞれの特徴についてご紹介します。

クッカー

アウトドア専用の小型の鍋やフライパンなど、クッカーセットとして売られていることが多いキャンプ飯道具です。素材はアルミ製やステンレス製、チタン製がありそれぞれ特徴が異なります。価格がお手頃で、100円均一でも販売されているアルミ製のクッカー。重量があり頑丈で、お湯や鍋料理などの保温に向いているステンレス製。最も軽量なのに耐久性も高いが、高価なチタン製があります。キャンプスタイルに合わせて、素材も選びましょう。

鉄フライパン

鉄製のフライパンは熱を均等に伝え、均一な加熱調理ができます。また、鉄製のフライパンは非常に丈夫で長持ちし、焦げ付きにくい特徴があります。グリルや直火、IH対応の鉄フライパンもあります。ただし、鉄は錆びる可能性があるため、適切なケアが必要です。

スキレット

スキレットも鉄製のフライパンの一種であり、キャンプ飯に広く使用されています。スキレットは深さがあるため、煮込み料理や炒め物など、さまざまな料理に適しています。また、スキレットはオーブンでも使用できるため、キャンプ場で焚き火を使って料理する場合にも便利です。

メスティン

メスティンは、お米を炊く際に使用する飯盒としても便利です。その他にも、煮物や揚げ物、蒸し網をセットすれば蒸し料理も出来ます。ソロでもグループでもひとつはあると便利なキャンプ飯道具です。

ホットサンドメーカー

ホットサンドメーカーは、キャンプで簡単にホットサンドを作るための特殊な調理器具です。2枚の鉄板が合わさる構造で、サンドイッチを挟んで加熱することで中の具材を温めます。鉄板が分割できるタイプでは、片面をフライパンとして活用することも出来ます。

余裕があれば持っていきたいキャンプ飯に使う料理道具

不必要な料理道具は、減らす方が車への積載や持ち運びの時も負担を軽減できます。キャンプに必要な最低限の道具が分かり、積載に余裕が出てきたら、ぜひ新しいキャンプ道具も取り入れてみましょう。

もっとこだわったキャンプ飯が作りたくなった時に使えるキャンプ道具を紹介

キャンプ飯作りにも慣れてきたら、道具にもこだわり新しいキャンプ飯を作ってみましょう。無くても困らないけど、あるとキャンプ飯がより魅力的になるキャンプ飯道具を紹介します。

ダッチオーブン

ダッチオーブンは、煮込み料理やローストなどを調理するのに最適な道具です。鋳鉄製の重厚感あるオーブンで、炭火や焚き火で使用します。ダッチオーブンは熱を均等に保ち、じっくりと料理を煮込むことができます。肉料理やシチュー、パンなどを楽しむことができます。ユニフレームの黒皮鉄板製ダッチオーブンは頑丈でメンテナンスも楽なので、初心者にもおすすめです。

ケトル

ケトルはお湯を沸かすための道具です。持ち運び用のケトルを持っていくと便利です。ケトルは容量が大きく、短時間でお湯を沸かすことができます。コーヒーやお茶を楽しむだけでなく、インスタント食品の調理にも役立ちます。

燻製器

燻製器はキャンプで食材を燻製するのに適した道具です。木のチップやチャコールを使って燻煙を発生させ、食材に独特の風味を与えます。魚や肉、野菜などさまざまな食材を燻製することができます。燻製器はサイズが大きいものがほとんどですが、段ボール製で折りたたみ出来るタイプもあります。

ピザ窯

ピザ窯は、キャンプ場で本格的なピザを焼くための道具です。高温を保つことができ、薪や木炭を燃やして使用します。ピザだけでなく、パンやクッキーなども焼くことができます。ピザ窯はキャンプでの料理をより楽しませてくれるアイテムの一つです。

ガストーチ

ガストーチは、キャンプでの調理に使用する便利な道具です。ガスバーナーのような形状をしており、薪や炭への着火も簡単にできます。炙り料理の際には重宝します。OD缶を使うう大容量のものから、ガスを注入して使う、ライターサイズでコンパクトなものがあります。

スパイスボックス

スパイスボックスは、キャンプで料理にアクセントを加えるためのスパイスや調味料を収納するボックスです。キャンプ場では調味料が限られていることが多いため、自分好みの味付けをするためにスパイスボックスを持っていくと便利です。塩や胡椒、ハーブ、スパイスなど、使いたい調味料を詰めておきましょう。

100均クオリティでも意外と使えるキャンプ飯用の道具

キャンプ飯の調理の際に、100均で手に入る道具でも便利に使えるアイテムがあります。以下では、初心者にも分かりやすく、100均クオリティでも意外と使えるキャンプ飯用の道具について紹介します。

シュラカップ用のザル

シェラカップは、アウトドアでよく使用される多目的のマグカップです。そのシェラカップに合わせて使えるザルは、100均で手に入る便利なアイテムです。ザルをシェラカップにセットすることで、野菜や麺類を茹でたり、湯切りをしたりすることができます。シェラカップとザルの組み合わせは、キャンプ場での調理作業を簡単にしてくれます。

片手鍋

キャンプで使用する調理鍋として、100均の片手鍋は意外と使える道具です。コンパクトなサイズで持ち運びが便利でありながら、十分な容量を持っています。片手で持てるので、キャンプ場や焚き火の周りで料理をしながらも、他の作業にも手を使えます。野菜炒めやスープ、煮込み料理など、さまざまな料理に活用できます。

ソロ用鉄板

一人用のキャンプ飯に最適なのが、100均のソロ用鉄板です。鉄板は熱を均等に伝えるため、食材を美味しく焼き上げることができます。焼肉や焼き野菜、パンケーキなど、幅広い料理を鉄板で楽しむことができます。また、ソロ用なので持ち運びもしやすく、キャンプ場での料理の幅を広げてくれます。

まな板

キャンプで料理をする際には、まな板があると便利です。100均で手に入るプラスチック製のまな板は軽量で持ち運びやすく、使い捨てもできます。野菜や肉などの食材を切ったり、盛り付けたりする際に活躍します。キャンプ場での衛生管理にも役立ちます。

スレート板

スレート板は、食材の盛り付けやカットした料理のサーブに使えるアイテムです。100均で手に入るスレート板は、軽量で持ち運びがしやすく、キャンプ飯を華やかにしてくれます。チーズやハムの盛り合わせなど、キャンプの食卓をおしゃれに演出することができます。

キャンプ飯に使う道具に関する各注意点

キャンプで料理を楽しむ際には、道具の使用に注意が必要です。折角の道具がすぐに使い物にならなくなったり怪我をしたりと、キャンプが台無しになってしまいます。以下では、初心者にも分かりやすく、キャンプ飯に使う道具に関する各注意点を説明します。

ナイフは錆びやすい素材も多いので食材を切った後はしっかり水分を取ること

ナイフを使用した後にしっかりと水分を拭き取ることが重要です。わずかに残った水分から錆びてしまうことも。特に折りたたみタイプのものは、乾く前に刃をたたむと水分が逃げず、すぐに錆びてしまいます。ナイフを乾いた状態にしておくことで、錆の発生を防ぐことができます。またステンレス製のナイフは錆が発生しづらいので、メンテナンスはカーボン製に比べ楽です。

食器は割れ物は避け使い捨てのものはキャンプ場でのルールに従い処分する

食器を選ぶ際には、割れにくい素材やプラスチック製のものを選ぶことをおすすめします。また、使い捨ての食器を使用する場合は、キャンプ場のルールに従って処分しましょう。環境に配慮し、ゴミの分別や適切な処理を行うことが大切です。

焚き火台などで調理をするときはスパッタシートなどを持参し焚き火による延焼や芝生焼けに気をつける

焚き火台やバーベキューコンロなどで調理を行う際には、延焼や芝生焼けに注意が必要です。キャンプ場で提供されている場合もありますが、スパッタシートなどを持参すると安心です。スパッタシートは熱や火花を防ぐ役割があり、焚き火による周囲の環境への影響を最小限に抑えることができます。

キャンプ飯に絶対に必要なキャンプ道具を初心者にも分かりやすく解説まとめ

ここまでキャンプ飯調理に必要な道具を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事では

  • 調理道具に合ったキャンプ飯の紹介
  • それぞれのキャンプスタイルに応じた道具
  • キャンプ飯の調理道具の詳しい特徴と種類
    を紹介してきました。事前に作りたいキャンプ飯を決めて、その調理に必要な道具を知ることで、無駄な買い物や持ち運びが不要になります。必要な道具が分かったら、自分のスタイルに合ったサイズや、素材の道具を選び、快適なキャンプ飯作りをしていきましょう。Outdoor Rootsでは、おすすめのキャンプ飯レシピを多数紹介していますので、ぜひご覧ください。