冬のキャンプ場は春夏と比べて人が少ないので、オールシーズンキャンプを楽しむ方には嬉しいの季節でもあります。
静かで寒いので温かいものが体中に染みわたる、どんなものでも美味しくキャンプ飯が食べられる最高の季節でもあります。朝起きて温かいコーヒーを1杯飲むだけでも、カップラーメン1つでも幸せを感じられるなんて素敵な季節ですね。
しかし、寒い冬でも荷物は運ばなければいけませんし、テントは立てないといけません。火おこしもしなければならない。そんなこんなをしているうちに手はかじかみ、震えるほどの寒さになってしまったら辛いですよね。
そんな中、温めるだけで食べられるキャンプ飯があったら嬉しいと思いませんか?
今回の記事は
- 温めるだけで作るにはどんな方法があるのか
- 温めるだけでできるキャンプ飯のメリット
- キャンパーさんに人気の温めるだけでできるキャンプ飯の紹介
について詳しくお伝えします。
この記事をお読みいただければ、寒い冬のキャンプをキャンプ飯で乗り越えることが出来ます。また、ちょっと寒い日のキャンプを避けていた方も冬キャンプに挑戦する参考になると思います。すぐに体が温まる料理がたくさん出てくるので是非最後までお読みくださいね。
温めるだけできる簡単キャンプ飯が冬におすすめ!
当たり前のことですが、冬は寒いです。家にいても暖房が必要なのですから冬のキャンプは極寒です。体の外側から温めることも大事ですが、温かいキャンプ飯を食べることで体中がじんわりと温まると心まで温まる気がします。早く体を温めるためにも温めるだけでできるキャンプ飯は必需品です。
冬キャンプはできるだけあったかいテントの中に居たいですよね
ストーブのある広いテントであれば中はポカポカでなので外の寒さを風や音で感じながらも温かく過ごすことが出来ます。もうテントから出たら寒いのはわかりきっているので、ずっとテント内で過ごしたくなります。しかし、狭いソロテントではそういうわけにもいきません。外気は目の前から入り込んできます。
そんな中温めるだけのキャンプ飯が手軽で最強!
とっても寒い時、すぐにでも体を温めたい!そんな気持ちになるのは当たり前のことです。温めるだけでできるキャンプ飯さえあればそんな希望をすぐに叶えることが出来ます。
おすすめの温めるだけで美味しいキャンプ飯をご紹介
温めるだけとはいっても実は色々な調理方法があります。そんな中でも美味しくて人気のある便利なキャンプ飯をどんどん紹介していきたいと思います。
温めるだけのキャンプ飯のメリット
温めるだけと聞くと『簡単調理』というだけに聞こえますが、実はたくさんのメリットがあります。知れば納得、実践したくなることが多いので確認しておきましょう。
手軽で時間もかからずすぐに食べれるので便利
キャンプでは、やらなければならない作業がたくさんあります。少しでも作業を減らすために温めるだけですぐに食べられたら便利ですよね。寒い冬には特に外での作業が多いので体も早く温まりたい気持ちでいっぱいになるので手軽に時間をかけずにキャンプ飯が作れたら非常に助かります。
また、「お腹すいた」と言い出したら止まらなくなる子供を連れたパパやママには温めるだけでできるキャンプ飯があれば助かるでしょう。
洗い物が減るので貴重な水分が確保できる
キャンプ場によっては洗剤があったり使えたり、しっかりした洗い場があるところもありますが、簡易的なものであったり水が貴重なキャンプ場もあります。また、テントから洗い場が遠かったり、寒くて手が冷たくなるから洗い物がしたくなかったりすることもあります。そんな時にワンパン、クッカー1つで料理が出来たり、食器いらずの温めるだけのキャンプ飯があれば水をほとんど使わずに過ごせるので、洗い物が減って貴重な水を手元に確保しておくことが出来ます。
野菜や生の食材が減るので腐敗の可能性がなく衛生的
温めるだけでできるキャンプ飯は、下処理が終わっている食材を温めるのみです。そのため下処理で出る野菜の切れ端などの生ごみは発生しません。温めたものはほとんどすべて食べられるので食べ残しもありませんので腐敗する可能性が低く、衛生的と言えます。
冷凍食品は氷の代わりになる
冷凍食品は家庭でも電子レンジで温めてすぐに食べられる代表例でもあります。意外と便利なのはこの冷凍食品が氷の代わりになるということ。夏は保冷剤をたくさん持っていく必要がありますが限度があります。荷物を軽量化したいキャンパーさんなら特に冷凍食品はおすすめです。冷凍食品は同じ保冷バックに入っている食材にとっては良い保冷剤代わりになるので重宝します。
温めるだけのキャンプ飯の調理工程
単に『温めるだけ』と言っても色々あるのはご存じでしょうか。
まずはどんな温め方があるのかを確認してみましょう。
お湯で湯煎
直接火にかけるのではなく、クッカーなどにお水を入れて沸騰させてその中に入れて間接的に温める方法です。穏やかに温めることや保温することもできます。また、温めたお湯は汚れていないので何度も他の食材を湯煎できますので大変便利です。
しかし、食材が中途半端に温められると美味しく食べられなかったり、しっかり火が通らない為に体調を崩す可能性があります。温めたいものがお手持ちのクッカーなどにしっかり入る大きさかどうか一度確かめてみてください。
お湯を注ぐ
お湯を注ぐキャンプ飯の代表例はもちろんカップラーメンです。
またカップスープも種類が豊富にあり選ぶのが楽しくなりますよね。
体に良くないから普段買わない!なんていう方も、非常時には大変便利なものになりますから今後非常食として家で保存するものを味見する気持ちで試してみるのも良いでしょう。また、消費期限の近いものはキャンプ飯として利用することもできますので是非ご検討ください。
缶詰を火にかける
缶詰の蓋をあけて直火で温めるシーンはとってもかっこいいですよね。
アウトドアでキャンプ飯を味わうのにはもってこいのスタイルです。
しかし、これはおすすめ致しません。
缶の内側にある樹脂コーティングが溶け出る危険性があります。
この樹脂コーティングが人体に影響があるかどうかは定かではないようですが、確実に「食べ物ではありません」ので好んでこの温めるスタイルははしない方が良いと思われます。また、格メーカー直火で温められることを想定していないので安全性に保障はありません。直火による温め方は控えると良いでしょう。
一度、直火可能なシェラカップやアルミホイルで作った器などに入れ替えても温められますよ。
油で揚げる
クッカーやフライパンに多めに油を注いで野菜や魚、肉などを揚げます。
釣った魚を素揚げにしたり、衣をつけてから揚げにしたら最高ですよね。
ただし、焚火を使っての揚げ物は危険なので止めましょう。火が安定しないのと、火の粉が飛んだ際には油が燃えるなどもあり、更には場所が不安定で高熱の油がこぼれてしまう可能性もあります。安定したコンロやバーナーを使ってくださいね。
また、最後の油の処理に困る方が多いようです。
- 油固形剤で固めて持ち帰る
- 冷ましてからペットボトルなどに詰めて持ち帰る
- 少量なら新聞紙に染み込ませて焚火の着火剤にする
など方法があります。
揚げ物をする場合は最後の処理まで事前に想定しておくと困らないでしょう。
煮込む
1つのお鍋に色々な具材を入れてあとは火で温めて煮込むと様々な具材の旨味が溶け込んで美味しくなります。お鍋は1つなので洗い物も楽です。野菜は冷凍したものを入れると通常よりも加熱時間が短くなりますからおすすめです。お鍋をコトコト温めるだけでできるのでぜひ好きな具材を入れ込んでお楽しみください。
調理に何工程もあるアウトドア料理と比べて完成までの行程が1工程のみ!
単に温めるだけと言ってもこんなにたくさんの方法があるんですね。1工程で作れるのに、バリエーションも豊かなので、持ち物に合わせて自分に合った方法を試してみてはいかがでしょうか。
キャンパーに人気の温めるだけのおすすめキャンプ飯
温めるだけで食べられるキャンプ飯にはたくさんの種類がありますが、中でも選りすぐりのキャンパーに大人気のおすすめキャンプ飯をご紹介します。
カレーメシ
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お湯を入れたらすぐに食べられるカレーライスである「カレーメシ」です。カップ麺のようにお湯を注ぐだけで、思いの外家庭で食べられるようなカレーが出来上がることで有名な商品です。 キャンプでカレーを作ろうと思うと、ご飯とルーを用意してそれぞれ時間と手間がかかりますが、これがあればお湯さえあればどこでも美味しいカレーを楽しめますね。
カップスープ
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こちらも湯を入れるだけでできるタイプです。
たくさんの種類があるので毎回違うものを用意するのが楽しくなります。
和風の豚汁やわかめスープ、中華系やクリーム系もあるので気分や寒さに合わせると良いでしょう。パンが入ったスープもあるので小腹がすいているときは大活躍です。
カップ付きなので洗わなくてよいのはポイントが高いですね。
スープ春雨
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小腹がすいてしょうがないときにお腹が溜まる物が食べたい、ダイエット中だけど麺を食べたいと思うのは日常だけでなくキャンプ中でも一緒です。スープ春雨はそんな時に大変重宝します。最大の特徴は「ヘルシーな麺」です。カロリーが低くてヘルシーなのです。クイック春雨は麺を追加したり替え玉が出来たりするので便利です。
おでん
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冬の鍋と言ったら「おでん」ですね。おつまみにもおかずにも具沢山スープにもなりますからご家庭でも食べることが多いのではないでしょうか。
キャンプでは是非「1人前」と書かれた出汁に浸かったおでんをご利用ください。クッカーに汁ごと出して温めてお召し上がりください。具材の旨味がすでに出汁に染み出ているので時短になります。また、ソーセージ、はんぺん、ちくわ、牛筋などはコンビニでも買えますので追加で入れてもさらに出汁が出て美味しくなります。
秋刀魚の蒲焼缶詰
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秋刀魚のかば焼き缶詰はキャンパーの中でも直火で温めて食べるとグツグツ焼けてしずる感が出るので、想像するだけでもよだれが出てきそうです。(ですが、おすすめはしません。)
缶詰ごとお湯に入れて温めて食べても美味しいです。秋刀魚が焦げ付くことなく最後まで美味しく食べられます。
温めた缶は熱いのでやけどにご注意ください。
ハンバーグ
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冷凍や冷蔵のハンバーグは食べたことはありますか?
冷凍のハンバーグにはいくつか種類がりますが、生の焼けていないハンバーグは焼くのに時間がかかります。そして早く食べたいときはきちんと中まで火が通っているか不安になってしまうので、加熱済みのハンバーグがおすすめです。
キャンプ場につく頃には半解凍になっているので焼いて、そのまま食べても良し、パンに挟んでも良しで大満足です。
冷蔵や冷凍で、加熱済みのデハンバーグでミグラスソース煮込みの物もあります。湯煎で食べられるものもありますし、一度フライパンなどに題して温めるものもあります。
大きいもの、小さめのもの、チーズが乗っていたり、ポテサラが入っている物も色々あります。是非お気に入りのハンバーグをぜひ見つけてみてください。
ピザ
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アウトドアでピザというと、粉から頑張る方もいらっしゃいますがそんなのは気にしません。「焼くだけ」にしましょう。
市販の冷蔵ピザや冷凍ピザで薄い生地であればすぐに焼きあがります。また、具材がすでに乗っているタイプであればただフライパンで焼くだけで美味しいピザが焼きあがります。
上のチーズまでうまく火が通らない、またはとろけない場合はアルミホイルなどを上から軽くかぶせてみるとチーズがトロトロになるでしょう。
焼きソーセージ
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フライパンで軽く焼いてすぐ食べられる肉と言えばソーセージですね。ワイルドにBBQ串にソーセージを刺して直火で焼くこともできます。
ちなみにソーセージはパッケージの裏ラベルに「加熱食肉製品」と書かれてあれば、加熱しなくても、そのままでも食べられます。ただ、脂が溶けてジューシーに食べたいのであればぜひ軽く茹でたり焼いたりして食べてください。キャンプなら家のフライパンで焼いて食べるよりも美味しく感じるかもしれません。
冷凍パスタ
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一般的に電子レンジで温めるだけで食べられる冷凍パスタですが、レンジがなくてもフライパンで温めて食べることが出来るのでキャンプ飯にも使えます。
- フライパンにオリーブオイルなどの油を入れて温めます。
- 半解凍~解凍済みの状態で具が乗っている面を上にしてフライパンに袋から出します。
- 麺をほぐして炒めるように温めて出来上がりです。
お好みで具を増やしたりトッピングをしてみてくださいね。
焼肉まん
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ホットサンドメーカーがあれば焼肉まんを是非1度作ってみてください。
- 油(バターでもオリーブオイルでも可)を軽くホットサンドの両面に塗ります。
- 肉まんに張り付いている紙をきれいにはがしたらホットサンドメーカーに挟んで両面焼きます。
- 両面がこんがりきつね色に焼けたら完成です。
火が強いとすぐに焦げてしまいますので弱火にして時々様子を見ながら焼くのが良いでしょう。
ふっくらな肉まんではなく、少しパリッとした食感で中はいつものジューシーな肉まんを味わえます。
ラーメン
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カップラーメンよりは片付け等に時間はかかりますが、ラーメンも大変人気があります。作り方は袋麺などの裏の「作り方」を参考に作れますが、インスタントラーメンなら麺を茹でたお湯を捨てずにそのままスープに使えるので時短時なり、水も無駄になりません。また、野菜も一緒に食べたいのであればカット野菜などを持参し、麺と一緒に茹でれば野菜の栄養がしっかり溶け込んだ野菜ラーメンが出来上がるのでおすすめです。
インスタント麺はメスティンやマルチに使える丸くて深いクッカーでも作れるのですが、インスタントラーメンを頻繁にキャンプ飯にされる方は、インスタント麺サイズの四角いクッカーもあるので検討してみてはいかがでしょうか。
ポップコーン
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子供に人気のおやつ、ポップコーンはすぐにできる手作りおやつです。
- ポップコーン用のとうもろこしを油を敷いたフライパンなどに入れます。コーンはフライパン底が見えないくらいの量ではなく、少し余裕を持たせましょう。
- 火にかけて、食塩を振り入れて優しくゆすり続けます。はじめは気持ち強めの中火が良いでしょう。
- 1~3個『ポンッ』とはじけ始めたら蓋をして大きくゆすり続けます。この時は徐々に弱火に近づけると焦げにくいです。
- しばらくはじける音が続きますが、落ち着いたら蓋をあけて冷まします。
ポイントは「フタ」です。コーンがはじけるとフライパンから飛び出てしまい、びっくりして手元が狂ってしまったり火傷をする場合があります。必ずフタを用意しましょう。メスティンなら必ずフタあるはずなので最適でしょう。また、少量を作るならホットサンドメーカーもしっかりフタを止めることが出来るのでおススメです。
最近はなかなか見かけませんが、子供のころに1度は作ったフライパン型のアルミホイルで覆われたタイプも見つけたらご検討ください。
また、味付けにこだわりたいなら、カレー粉やコンソメの粉末の場合は④の後に全体に振りかけて混ぜると良いです。キャラメルなどの場合は①の前にフライパンで砂糖・バター・牛乳を入れて全体が溶かしておき、コーンを入れると良いでしょう。
ホットワイン
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お酒をよく飲む方も、苦手な方も美味しく味わえるホットワインも人気です。
- 赤ワインを中火で温めてアルコールを飛ばします。湯気を花で吸い込んで「ツーン」としなくなるのがアルコールが飛んだ合図です。
- オレンジジュースや、薄くスライスまたはすりおろしたしたリンゴなどをお好みで入れて、はちみつを適量入れて少し煮ます。
- お好みでシナモンなどのスパイスを入れて完成です。
安いワインでも美味しくできるので是非お試しください。
ただし、アルコールが100%飛んでいるという保証はないので、運転される方は飲むタイミングにご注意ください。
アヒージョ
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ニンニクで香りを付けたオリーブオイルで煮るアヒージョは、100度以上で煮る熱々の料理です。好きなキノコ類、野菜や魚介類などを入れて味わうことが出来き、簡単ですぐできる代表的な料理でもあります。
- たっぷりのオリーブオイルをスキレットなどに注ぎ、つぶしたニンニクを入れて加熱します。
- お好きな具材を入れて煮ます。この時、魚介などの余分な水分はふき取っておくと良いでしょう。
- 具材にある程度火が入ったら塩やミックススパイスで味付けをして完成です。
具材はミニトマトやブロッコリー、しめじだけでも美味しくできますので是非試してみてください。
温めるだけで簡単にできる絶品キャンプ飯をご紹介まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は
- 温めるだけで作るにはどんな方法があるのか
- 温めるだけでできるキャンプ飯のメリット
- キャンパーさんに人気の温めるだけのキャンプ飯の紹介
を紹介しました。
寒いときに温まりたいときは焚火はもちろんですが体の内側から温めることも必要です。
この記事が冬キャンプを始めるきっかけになってくれると嬉しいです。簡単に温めるだけでできる自分だけの料理を見つけて、是非冬のキャンプを大いに楽しんでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。